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市立の養護老人ホームで不適切会計 職員が入所者から預かった金を私的に使用か 岡山・津山市

KSB瀬戸内海放送 2024年9月11日 18時56分

 岡山県津山市の養護老人ホーム「津山市立ときわ園」の職員が入所者から預かった金を私的に使っていたことがわかりました。

 津山市によると、不適切な会計処理を行っていたのは、ときわ園の指定管理者、社会福祉法人「江原恵明会」に勤務する40代の職員です。ときわ園では入所者からの預かり金を管理していました。

 江原恵明会によると、2024年7月、ときわ園の施設長から江原恵明会に対して「預かり金の取り扱いについて疑わしい点がある」と報告がありました。その後、弁護士ら第三者を含めた調査委員会を設けて調査したところ、2018年4月から2024年7月にかけて、この職員による不適切な処理があったことが判明しました。

 被害金額や対象者数については調査中ですが、江原恵明会は帳票がないものはすべて不正があったとみなし、58人を賠償の対象としています。

 江原恵明会は通帳や印鑑の管理がこの職員任せになっていたことが原因だとして、この職員を9月25日付で懲戒解雇にするということです。

津山市は、調査結果も踏まえて今後の対応を検討するとしています。

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