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海を荒らす「ムラサキウニ」を捕獲して育てるプロジェクトが始まり高校生らが参加 高松市沖

KSB瀬戸内海放送 2024年9月15日 17時8分

 地元の漁師と高校生が協力して海を荒らす「ムラサキウニ」を捕獲して育てるプロジェクトが始まり、高松市沖でウニの回収が行われました。

 高松市東部の五剣山がシンボルの「庵治半島」の沖合いです。地元の漁協と、香川大学、そして多度津高校の生徒合わせて約20人が参加して海底約2mまで潜り1時間かけて「ムラサキウニ」を捕獲しました。

 貝や魚のすみかとなる、海藻がなくなる「磯焼け」が全国各地で問題となっています。
 その原因の1つとされるのが、海藻を食い荒らすムラサキウニです。このウニ、餌不足のため身が少なく、おいしくありません。

 この為、地元の飲食店などと協力して「廃棄予定のうどん」やうどんの「だし汁」をとったあとの昆布やイリコなどを餌にして餌不足を補い、特産のウニとして商品化を目指しています。

(回収した高校生は―)
「思ったよりもたくさんいてびっくりしました。岩の下に固まっていますね。少しでも環境を良くできるように力になれば」

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