JR西日本は、20日に運転した東京発広島行き「のぞみ179号」の走行中に、検査の基準を満たしていない可能性が判明したとして、途中の岡山駅で運休しました。乗客約400人は岡山駅で後続便に乗り換えたということです。
JR西日本によりますと、20日午後7時すぎ、相生方面から岡山へ走行中、19日の台車検査後の試運転で確認した、車両の揺れの状態を計測器で測定する「動揺」の測定項目が社内基準を満たしていない可能性があることが分かりました。走行中の車両に異常を知らせるアラートなどは出ていませんでしたが、新幹線は岡山駅で運転を取り止め、岡山―広島間を運休にしました。
この影響で山陽新幹線は下り列車7本に最大11分の遅れが出るなど、約3800人に影響が出ました。
JR西日本は、車両の状況や原因を調査中としています。