香川県感染症対策課によりますと、小豆郡の女性(70代)がマダニにかまれて死亡したと推定されると、県内の医療機関から16日に報告がありました。女性は10月7日に発症し、発熱、発疹、肝機能異常などの症状が出て、入院加療中に死亡したということです。
「リケッチア ジャポニカ」という病原体を持つマダニにかまれると「日本紅斑熱」という感染症にかかり、重症化すると多臓器不全を起こして死亡することがあるということです。
香川県で日本紅斑熱の死亡例は、2015年以来3例目だということです。
県ではマダニにかまれないよう、「肌の露出をしない」「防虫スプレーを活用する」「作業着は外で脱ぐ」などを呼び掛けています。