教員に協定の上限を超える時間外労働をさせたとして、香川県丸亀市の大手前丸亀中学校・高校を運営する法人が労働基準監督署から是正勧告を受けていたことが分かりました。
大手前丸亀中学校・高校を運営する倉田学園によりますと、教員2人の2024年6月の残業時間が100時間を超えたほか、このうち1人は翌月の残業も80時間を超えました。そして労働基準監督署から2度、是正勧告を受けたということです。
倉田学園は2023年、労働基準法に基づく労使協定「36協定」を結ばずに時間外労働をさせたとして是正勧告を受けていて、その後、2023年12月に36協定を締結していました。
また、2024年2月には教員12人が未払いの残業代などを求めて倉田学園を提訴しています。
倉田学園の倉田眉貴子理事長は「業務削減と制度の見直しをして労働時間の削減をします」とコメントしています。