西洋美術史研究の第一人者で、岡山県倉敷市の大原美術館の館長を長年務めた高階秀爾さんが10月17日に亡くなったことが分かりました。92歳でした。
高階さんは東京都出身で、東京大学の名誉教授などを経て2002年から2023年6月まで倉敷市の大原美術館の館長を務めました。
2024年4月には美術の研究を目的に設立された大原芸術研究所の所長に就任しました。
西洋美術史研究の第一人者として知られ、2012年には長年にわたる美術作品の紹介や評論を行ってきたことが評価され、文化勲章を受章しました。
大原芸術財団によると高階さんは10月17日朝、心不全のため東京都内の自宅で亡くなりました。92歳でした。
葬儀は家族のみで執り行われ、お別れの会などは関係者などとこれから検討を進めるということです。