日本弁護士連合会の会長が岡山県瀬戸内市の国立ハンセン病療養所を視察しました。入所者の代表は日弁連に対し、療養所の今後のあり方について国に働きかけてほしいと訴えました。
瀬戸内市の国立ハンセン病療養所「邑久光明園」を訪れたのは、日本弁護士連合会の渕上玲子会長ら5人です。
全国ハンセン病療養所入所者協議会の屋猛司会長が渕上会長に要請書を提出し、その後、意見交換が行われました。
要請書では入所者の高齢化が進む中、最後の1人まで必要な療養を行うことや人権教育の場として療養所を永久的に保存管理することなどを国に求めるよう訴えています。
(全国ハンセン病療養所入所者協議会/屋 猛司 会長)
「超高齢化で時間が無い。まず将来構想を構築していくと」
(日本弁護士連合会/渕上玲子 会長)
「日弁連、基本的人権の養護を実現するという弁護士の団体として活動をしっかりしていかなければいけないというふうに思いました」