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【衆院選2024】岡山の自民独占崩れる 1~3区は自民 4区は立憲前職が2009年以来の勝利

KSB瀬戸内海放送 2024年10月28日 11時55分

 27日投開票が行われた衆院選で、自民党が大幅に議席を減らし、与党が過半数割れとなりました。岡山県の小選挙区では自民党が議席を独占していましたが、岡山4区では立憲民主党が勝ちました。

岡山4区は立憲・柚木さんが15年ぶりの小選挙区勝利

 柚木さんと自民党の橋本岳さんの7回目の対決となった岡山4区。柚木さんが前職同士の激戦を制し、小選挙区で15年ぶりの勝利を収めました。

 柚木さんは街頭演説中心の選挙活動で自民党の裏金問題を徹底的に追及。立憲支持層だけでなく無党派層や自民党支持層からも支持を集めました。

(岡山4区で当選/柚木道義さん[立憲・前])
「1円たりとも裏金・脱税・キックバックじゃなくて国民のために使ってくれとそういう政治をこれから皆さんと一緒に必ず実現して恩返しをさせていただきたい」

 一方で、敗れた橋本さんは比例復活もなりませんでした。

(岡山4区で落選/橋本岳さん[自民・前])
「反省をしながら次の小選挙区での挑戦を目指して多くの皆さま方とお話をし、自分を磨き続ける時間をもたせていただければありがたい」

岡山2区は自民・山下さんが接戦を制す

 岡山2区も大接戦となりました。自民党・前職の山下貴司さんが、3500票余りの差で立憲民主党・元職の津村啓介さんに競り勝ちました。津村さんは、比例で復活当選し返り咲きを果たしました。

(岡山2区で当選/山下貴司さん[自民・前])
「政治とカネ、この問題は私はもう一番厳しくやらなければならないと思っています。これなくして政治の信頼は回復はあり得ません。日本を良くする、そして日本を良くする政策でふるさと岡山を良くする。皆さまの一人一人の暮らしを良くする。そうしたことを是非やらせていただきたい」

(比例代表で復活当選/津村啓介さん[立憲・元])
「この3年間、自分の力不足を感じる毎日でした。衆議院の一議席をここにお集まりの皆さまのおかげで……改めて……いただくからには。次の世代の方々に胸を張れる仕事を……必ずこれから……していきます」

岡山1区は自民・逢沢さんが13回目の当選

 5人が立候補した岡山1区。後援会や地方議員らの支援で足場を固めた自民党・前職の逢沢一郎さんが、立憲民主党・新人の原田謙介さんらを振り切り、13回目の当選を果たしました。

(岡山1区で当選/逢沢一郎さん[自民・前])
「なんとか勝ち切ることができました。国民の皆さま方の声をしっかりと胸に刻み党の再生、自由民主党の改革、まず、その事に取り組み、再生を果たしていかなくてはなりません。逢沢一郎もその中心になってしっかりと努力をする」

(岡山1区で落選/原田謙介さん[立憲・新])
「120%選挙戦の中で力を出し切れました。僕自身は皆さんのおかげで……だけどそれでもかなわずということが……これはひとつ力不足。皆さん本当にありがとうございました」

岡山3区は自民・加藤さんが8回目の当選

 区割りの変更により選挙区が広大になった岡山3区。自民党・前職で財務大臣の加藤勝信さんが圧倒的な知名度を背景に8回目の当選を果たしました。

(岡山3区で当選/加藤勝信さん[自民・前])
「これまでに比べて面積も倍という大変広い選挙区。自民党に対する大変厳しい逆風の中での選挙でもあり。力強いご支援を皆さんにいただきました。本当にありがとうございます。皆さんの所得・賃金・生活を豊かにしていく、そのためにも経済を力強く成長させていく」

比例中国ブロックで自民・平沼さんが当選

 小選挙区の区割り変更で比例中国ブロックに単独立候補した自民党・前職の平沼正二郎さんは2回目の当選です。

(比例中国ブロックで当選/平沼正二郎さん[自民・前])
「この比例の当選ということでございますが、いただいていた(名簿)順位というのは前回の総選挙の結果、大変皆さん方にご協力をいただいたその結果であると思っている。地域の声、地方の声をしっかりと国政に届けていくことが今回の私の引き続きの職責」

 衆議院選挙の岡山県の確定投票率は50.24%で2021年の前回を0.7ポイント下回りました。2017年の50.09%に次いで戦後2番目の低さです。

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