香川県立高校の授業で使うタブレット端末について「公費負担での貸し出しを続けてほしい」と、保護者らが6日、集めた署名を県に提出しました。
高松市の保護者3人が1万5216人分の署名を香川県教育委員会の担当者に手渡しました。
現在、香川県立高校の生徒1人に1台貸し出されているタブレット端末は、2025年度の入学生から自己負担での購入となります。
負担額は7万5000円ほどになることから、保護者でつくるグループは「子育て世帯の負担が増える」として公費負担の継続を求めて2024年9月から署名活動をしていました。
香川県は全ての生徒を対象に一定額の支援を行う方針を示していますが、金額などは決まっていません。
保護者のグループは、「機種は子どもや親が選べるようにしてほしい」「自己負担になることを知らない保護者がいるので周知を徹底してほしい」などの意見も県教委に伝えました。
(署名活動をした[小1・小3の母]/加藤梢さん)
「受験勉強もあって塾も行って、というお金がある(必要な)中で、急に7万5000円って言われて出せるかって言われたら『マジで?』っていう考えの方がいっぱいいらっしゃって」
(署名活動をした[中1・小5・小2の母]/福本由紀子さん)
「教育にお金をかけてほしいっていうことと、『知らない』って保護者が多かったのが問題だと思っています」
(香川県教育委員会 高校教育課/長林真司 課長)
「心配されている保護者も多いと聞きましたので、できる限り早く事実や決まったことを伝えていけたら」