フードロスの削減へ。捨てられる野菜を利用したちくわが香川県観音寺市で作られています。
アスパラガスやタマネギなど、香川県産の6種類の野菜を乾燥させて作った粉末です。食べることができるのに出荷できず廃棄されるも野菜を使っています。
このパウダーを使ってちくわを作っているのは明治40年(1907年)創業の山地蒲鉾です。香川大学や日本うどん協会と協力して10月に製造を始めました。
野菜パウダーはすり身に混ぜて練りこまれます。パウダーにはキクイモという食後の血糖値を下げる効果があるとされる野菜も含まれています。
ちくわ1本で生野菜70g分の栄養が取れるほか、卵が使われていないためアレルギーがある人も食べられるそうです。
(山地蒲鉾/正田智香さん)
「(野菜を)食べている感覚があまりない。野菜を子どもたちに無理に食べさせようとすると親子でもストレスと思う。知らぬ間に取れているというのはすごく感じられる。おいしく食べていただける」
「ベジテインちくわ」は丸亀市の「純手打うどん よしや」で提供されているほか、山地蒲鉾の店頭でも販売するということです。