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俳諧の祖・山崎宗鑑が晩年を過ごした「一夜庵」修復完了 香川・観音寺市

KSB瀬戸内海放送 2024年11月26日 16時56分

 俳句の源流とされる「俳諧」の祖と言われる山崎宗鑑が晩年を過ごした、香川県観音寺市の「一夜庵」の改修工事が終わり、26日、落成式が行われました。

 観音寺市にある興昌寺の中腹にたたずむ「一夜庵」は1528年に建てられ、俳諧の祖と呼ばれる山崎宗鑑が晩年を過ごした庵で、市の史跡にも登録されています。

 これまでも修繕は数回行われていましたが、茅葺き屋根の修復と、柱の入れ替えなどが必要となったため、2023年12月から修復が行われ、10月に完了しました。

 11月26日、保存会のメンバーや宗鑑の出身地である滋賀県草津市の関係者など約30人が参加して落成式が行われました。

 修復費用は約1500万円かかりましたが、地元の人たちからの寄付やクラウドファンディングなどで大半をまかない、国産100%の「あし」を使って屋根を葺き替え、ムロの木の柱を取り替えるなどしました。

(一夜庵 保存会/大西馨 会長)
「一夜庵、神恵院、観音寺、琴弾公園、寛永通宝と観光のコースみたいにしてここを利用できたら」

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