子どもたちの発育や健康状態などを調べる2023年度の学校保健統計調査によりますと、香川県の小学生の視力は、1.0未満の子どもの割合が38.1%で、前年度より1.4ポイント悪化し、調査開始以降、最も高くなりました。全国平均(37.8%)を上回っています。
視力の低下は屋外で遊んだり運動したりする時間を増やすことで抑制できることから、香川県教育委員会は、休み時間や放課後には外で活動するよう子どもや保護者に呼び掛けたいとしています。
一方、幼・中・高校の視力1.0未満の割合はいずれも改善しました。
幼稚園児:25.8%(前年度比-5.4ポイント)
中学生:54.0%(前年度比-9.2ポイント)
高校生:69.0%(前年度比-3.9ポイント)
調査は、香川県内の幼稚園~高校の約3割にあたる149園・校を対象に行い、裸眼視力のデータが揃っているクラスをピックアップして集計しました。