新しい県立中高一貫校の設置に向けて検討を進めている香川県教育委員会は、2025年度末までに「設置の意義」や「スケージュール感」をまとめる方針を示しました。
県教委は、生徒の学びのニーズが多様化していることなどから、県立高校のあり方や特色づくりの推進の方向性などについてまとめた「ビジョン」を2020年3月に策定し、その中に「新しい中高一貫校の設置の検討」を盛り込んでいますが、その後、社会情勢などが変化しているとして見直しを進めています。
香川県では、2001年に高松北高校、2002年に高瀬高校が中高一貫校となりましたが、現在は高松北が唯一の中高一貫校です。 県教委は、県内に新たな中高一貫校を設置して6年間一貫した教育を行うことで、子どもたちの探究心や発見する力を育てたいとしています。
県教委によりますと、香川県では小学校を卒業後に毎年20人~30人が、高い進学実績のある県外の中高一貫校に入学しているということです。