2025年の大阪・関西万博などを見据え、観光客を呼び込むのが狙いです。香川県と兵庫県を巡る、プレミアムな周遊ツアーが行われています。
2025年の大阪・関西万博や瀬戸内国際芸術祭を見据え、香川県と兵庫県は観光客の誘致に連携して取り組んでいます。10月から両県などを巡る周遊ツアー、6コースを販売しています。
28日は、瀬戸内の伝統文化とものづくりを体験できるコースに参加した13人が、香川の伝統的な染め物「讃岐のり染」の工房を訪ねました。
「讃岐のり染」はもち米で作ったのりを使って大漁旗や獅子舞の「ゆたん」などを染め上げるものです。
創業200年を超える「大川原染色本舗」の七代目・大川原 誠人さんが、のり染めの歴史に触れながらその伝統の技を披露しました。
参加者らは目の前で繰り広げられる匠の技に驚きながら鮮やかな色彩の世界に没頭していました。
淡路島を含む兵庫県と香川県などを巡るこのコースは3泊4日で1人19万9000円です。
(参加者は―)
「私たちの知らないことを知ることができるので。初めて見たものですからよかった」
(のり染めを体験した人は―)
「こういうのはね、やはり非常に興味がある。難しいけど楽しかったですね」
香川県は、2025年度もこのツアーを継続する方針で、参加者の反応などをもとに兵庫県と内容や実施回数などを話し合う予定です。