こだわりのラーメン決戦です。専門学校の学生が考えた創作ラーメンのコンテストが岡山市で行われました。
和食の「鯛のごま茶漬け」をベースにしたつけ麺「〆まで 美味しい、鯛茶つけ麺」です。スープのベースに鯛を使い、しめは茶だしを加えたスープをご飯にかけていただきます。
アサリとシジミでだしを取った塩ラーメン「具の出汁香る 柚子塩ラーメン」です。ゆかりで色付けした味玉もお薦めです。
岡山市の専門学校「岡山ビジネスカレッジ」で開かれた「ラーメンコンテスト」です。調理師養成学科の2年生10人が4チームに分かれ、ラーメン作りのアイデアと腕を競いました。
ラーメン部門の授業では、ミシュランガイドにも掲載されたラーメン店「麺酒 一照庵」の創業者・大野浩史さんらが特別講師を務め、学生たちは2年間しっかりと学んできました。
コンテストは学生たちの集大成の場です。大野さんら5人の審査員は、調理中の基本動作やラーメンの見た目、味、香りについて真剣に審査を行いました。
(記者リポート)
「豆乳を使った黒ごまラーメンです。さっそくいただきます。スープが絡みやすい十二麺体の麺が使われていて食感が抜群です」
「抹茶白湯ラーメン」です。親鶏のがらから時間をかけてひいた濃厚な白湯スープに抹茶を加えた斬新な一品です。
いよいよ審査発表。1位は「〆まで 美味しい、鯛茶つけ麺」に決まりました。完成度の高さと取り組みへの熱意が評価されました。
(1位チーム/松井大記さん)
「(Q.ラーメン作りを学んで)学んでみるとやっぱりどこの料理にも通ずるような大事な部分が根本にあったので、楽しい期間になったと思います」
(「麺酒 一照庵」創業者/大野浩史さん)
「内容を見てみるとやっぱり粗削りな部分がすごく多いんですけど、またそれが初々しくて若さのエネルギーと言いますか、自由な発想といいますか、そういうのをびしびし感じる、そんな一日でとても充実しました」
今回、優秀な成績を収めたラーメンは商品化され、年明けに「麺酒 一照庵 岡山本店」で限定メニューとして提供される予定です。