民間の信用調査会社、東京商工リサーチが香川県の企業を対象に、年末年始の忘年会や新年会について、2024年12月上旬にアンケート調査を行い、65社から回答を得ました。今シーズン忘年会や新年会を「実施する」と答えた企業は32社と全体の61.5％で、前年を2.0ポイント上回りました。
忘年会・新年会を新型コロナ禍前も、今回も開催する理由を複数回答で聞いたところ、「従業員の親睦を図るため」が71.9％（23社）で最も多く、「従業員の士気のため」の53.1％（17社）と続きました。
一方、コロナ禍前は実施していたが、今回は実施しない理由は「開催ニーズが高くないため」が50.0％（6社中3社）で最も多く、飲み会まで仕事の上下関係を引きずりたくない人も増えているようです。
また忘年会・新年会は「労働時間か」という問いには、82.5％の企業が「労働時間ではない」と回答し、この認識の差がコロナ禍で変わったお金と時間の使い方、若者とのギャップの根源になったのではないかと、東京リサーチ高松支社が分析しています。