百十四経済研究所によると、厚生労働省などの調査を元に保健所に登録されている犬の頭数をみると、香川県は100世帯当たりの15.37頭と47都道府県の中で最も多いとしています。
百十四経済研究所は香川は「日本一の犬好き」の県だとしていて、そんな香川県のペットの飼育状況やペットに関する消費額、物価高騰による影響について調査し、結果を26日に発表しました。
調査は8月29日から9月3日にインターネットで県内在住の20歳~69歳までの男女合わせて513人に実施。調査の結果、ペットを飼っていると答えた割合は33%で、このうち飼育しているペットの種類としては犬が最も多く49%となりました。
ペットフード代、ペット用品、医療費などの関連支出について調べたところ、ペットに関する平均支出は月額で1万5964円で、医療費が5391円、ペットフード代が4921円、ペット用品代が2970円などとなっています。
物価高騰による影響について、支出額が1年前と比べて増えたかどうか聞いたところ、犬を飼っている人の32%が支出が増えたと回答。支出額が増加した理由(複数回答可)については、「医療費の増加」が78%で最も多く、次いで「ペットフード代、用品代の増加」が44%などとなっています。
百十四経済研究所は、医療費増加の背景には、高齢ペットが増え治療費の高騰や薬代の値上がりなどが関係しているのではないかと分析しています。研究所では、今後もペットフード代や医療費などが値上がりすると見込まれているため、県民オーナーにとって悩ましい日々が続くのではないかとしています。