岡山・香川ではインフルエンザ警報が発表され患者が増加していますが、「ウイルス性胃腸炎」の患者も増えてきています。その症状や感染を防ぐ注意点とは?
(松木梨菜リポート)
「こちらのクリニックでも、先週ぐらいから患者さんが出てきているといいます」
高松市のへいわこどもクリニックです。
(保護者[子どもが受診])
「嘔吐しててお腹も痛いって言ってて。朝も食べてないので。心配ですね」
岡山・香川でウイルス性胃腸炎の直近の1週間の1定点医療機関当たりの患者数は、前の週と比べると岡山県で約2倍、香川県では約5倍となっています。
(へいわこどもクリニック/中田耕次 医師)
「空気が乾燥してウイルスが飛散しやすい、増殖しやすいとかあるんじゃないですかね」
中田医師によると主な症状は、4~5日ほど下痢や嘔吐が続き、長い場合は1週間下痢が続くことも。3割ほどの人に発熱の症状があるそうです。
(へいわこどもクリニック/中田耕次 医師)
「下痢嘔吐で脱水、しかもそれに発熱があるとやや重症化することはあります。マスクとか手洗いっていう習慣は減ってきているので、そういう背景があるんじゃないか」
マスクや手洗いなどの対策以外にどんな点に注意が必要なのでしょうか。
(へいわこどもクリニック/中田耕次 医師)
「吐物とか(に)、接触して感染することはありますから。子どもから大人にうつることは当然あります。注意しとかないといけない」