四国電力は、香川県坂出市番の州町にある火力発電所、坂出発電所に5号機を増設する計画を進めていると発表しました。最大出力は県内最大の60万kW級で、2031年度以降の運転開始を目指しているということです。
坂出発電所では現在、1~4号機が稼働していて、出力はあわせて138万5000kWです。このうち1号機と2号機は「コンバインドサイクル方式」で発電し、5号機も同じものを採用するとしています。ただ最新の発電技術で、発電効率が約1割程度上がると見込んでいます。
増設場所や設置面積は検討中ですが、坂出発電所の敷地内の未利用地を活用する方針です。3日に計画段階環境配慮書を経済産業大臣などに提出し、2027年度に環境アセスメントの手続きを終え、早ければ2028年度に着工したいとしています。
四国電力によりますと、坂出発電所には運転開始から50年以上が経過しているものがあり、高経年化が進む設備の将来的な代替活用も見据えているとしています。