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小中学校でタブレット端末の持ち帰り利用進む 一方、学校外の勉強時間は減 香川県学習状況調査

KSB瀬戸内海放送 2025年2月5日 18時30分

 香川県が独自で行った学習状況調査で、1人に1台与えられるタブレットなどの端末について、家庭への持ち帰り利用が進んでいることが分かりました。

 香川県学習状況調査は、香川県教育委員会が小学5年と中学2年を対象に毎年、行っています。

 調査の結果、「タブレットなどの端末を毎日、もしくは時々家庭で利用できるようにしている」と回答した学校は小学校が74%、中学校が60%と、いずれも前回を上回りました。
 県教委は、タブレットの活用を学校に促したことで、環境整備が進んだと評価しています。

 一方、授業以外の勉強時間について「平日に1時間以上勉強している」と回答した生徒児童の割合は減少しました。

 タブレットの持ち帰りは進んだものの、学校外の勉強時間が減っていることについて、県教委は家庭でのタブレットの利用方法に指導が必要だとしています。

 また「主体的な学び」について否定的な児童・生徒が3割から4割程度いることが分かりました。これは、全国学力・学習状況調査の結果からも、全国的に香川県の児童・生徒が否定的な傾向であることが分かっています。

 県教委は複雑化、多様化する社会の中で非常に重要な能力だとしていて、話し合い活動をしたり自分の意見をまとめたりするような授業を進めるモデル校を設定し、解決策を考えたいとしています。

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