2024年の衆議院選挙のいわゆる「一票の格差」を巡る裁判で、広島高等裁判所岡山支部は6日、「合憲」と判断し、選挙無効を求めた原告側の請求を退けるする判決を言い渡しました。
この裁判は、2024年10月に行われた衆院選の「一票の格差」が最大で2.06倍となったのは憲法に違反しているなどとして、弁護士グループが全国の14の高等裁判所やその支部に「選挙無効」を訴えたものです。
このうち、広島高裁岡山支部の裁判で原告側は岡山県の4つの小選挙区の「選挙無効」を求めていて、岡山県で最も有権者が多い岡山2区は全国で最も少ない鳥取1区と比べると一票の価値が0.55倍しかないと訴えていました。
2024年の衆院選の「一票の格差」を巡る判決は広島高裁岡山支部が全国で初めてです。