岡山市が一部の職員に対し、退職手当を本来より少なく支給していたことが分かりました。
岡山市が退職手当を少なく支給していたのは、2017年度から2023年度までに岡山市立の小・中学校、幼稚園などを退職した134人です。
市の条例では退職手当の算定にはピーク時の月給を反映することになっていますが、算定事務をしていた複数の担当者がその点を認識していなかったため、退職時の月給のみで算定していたということです。規定を見直していた時に誤りに気付いたということです。
岡山市は対象者に退職手当の差額分と遅延損害金、あわせて約4850万円を支払うとしています。
市は複数人でのチェックを徹底するなどし再発防止に努めるとしています。