国や香川県が計画を進める「高松環状道路」の高松市檀紙町から福岡町までのルートについて、有識者委員会は10日、3つのルート案からさぬき浜街道や産業道路(県道176号線)周辺を通るルートを選びました。
「高松環状道路」は、サンポート高松や高松空港、高松西インターチェンジなどを約40kmにわたって結ぶものです。
このうち、高松市檀紙町から福岡町までの約10kmは、事業化に向けて国が検討を進める「評価対象区間」で2024年、3つのルート案が示されました。
国土交通大臣の諮問を受けた有識者の委員会は10日、通称・さぬき浜街道や産業道路(県道176号線)周辺を通るルートに決めました。
全線を新たに建設し、費用は2400億円から2700億円を見込んでいます。
委員会の決定を受けて香川県の池田知事は「事業化に向けて1つ前進したことは大変喜ばしい」とコメントしています。
四国地方整備局は今後、対応方針として決定し、正式なルートを公表します。