JR西日本は12日、2024年12月に山陽線の普通列車の台車付近から発煙と異臭を確認したことについて、列車のブレーキ制御装置の部品の一部が動作不良を起こしたことが原因と発表しました。
JR西日本によりますと、2024年12月3日午前7時ごろ、山陽線の普通列車が北長瀬駅に到着する際に、車掌が列車の台車付近から発煙と異臭を確認しました。その後、車両の確認をし、中庄駅で運転を取りやめました。この影響で運休7本、遅れ80本、影響人員は約9700人でした。
JR西日本は、今回の原因についてブレーキ制御装置の部品の一部が動作不良を起こし、1両のみブレーキが緩みきらない状態で走行したためとしています。
今後の対策として、同じ種類の部品を使う全ての車両に対し、定期点検時にその部品の調整や確認をするとしています。