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梅雨到来! 雨天時運転でヒヤッとしたことある? 視界不良の怖さとは

くるまのニュース 2020年6月14日 9時30分

間もなく梅雨時期に突入しますが、雨天時の運転にはどのようなヒヤッとすることがあるのでしょうか。ユーザーの実体験を元に紹介していきます。

■雨天時は慎重に運転してもヒヤッとする?

 例年、6月頃には全国的に梅雨時期となり雨が多くなります。また、近年では大雨による洪水や冠水・浸水被害が増えているようです。

 今回、雨天時のクルマの運転ついてアンケート調査を実施。実際のユーザーはどのような部分に不安を感じるのでしょうか。

 今回、ナイル株式会社が「雨天時に運転する際の意識」や「これまで雨天時の運転で経験した『ヒヤッとしたこと』について調査しました。

 最初に「雨天時の運転は、晴天時に比べて嫌ですか?」という質問に対して、88.7%の人が「嫌だ」と回答し、「9割近くの人が雨天時にクルマの運転をすることについて嫌だと思っていることがわかりました。

 次に、「雨天時の運転を嫌だと思う理由は何ですか?」という質問では、下記のような結果となっています。

「視界が悪くなるから」 66%
「路面が滑りやすいから」 12%
「クルマが汚れたり、自分が濡れるから」 7%
「白線が見えづらいから」 5%
「歩行者や自転車が怖いから」 4%
「ハイドロプレーニング現象が起こるから」 3%
「その他」 3%

 雨天時の運転が嫌だと思う理由の半数以上を占めたのは「視界が悪くなるから」という理由です。

 この回答したユーザーのなかには、「視界が悪い分、飛び出しなどに対する瞬間的な動作が心配になる」、「高速道路では大型車が巻き上げる水煙で前方視界が塞がれることがある」「ほかの車や歩行者が見えない」といったコメントもありました。

 また、「路面が滑りやすいから」という理由の詳細は、「路面が滑りやすいためスリップなどが起こりやすい」「マンホールや道路の継ぎ目の金属部分で滑る」などが挙がっています。

 さらに「その他」の理由では、「窓を開けられず、空気の入れ替えができない」「ワイパーが動くと酔う」というコメントもあったようです。

■みんなの「ヒヤッ」 どんな実体験があった?

 アンケート調査では、「雨天時のクルマの運転でヒヤッとした経験」についても質問しています。

 回答の結果は、次のとおりでした。

「雨、反射や対向車のしぶき、油膜などで視界が悪くなる」 54%
「スリップした、しそうになった」 16%
「歩行者や自転車などの予測が困難でぶつかりそうになった」 14%
「白線が見えなくなって対向車線にはみ出した、はみ出しそうになった」 8%
「ハイドロプレーニング現象が起きた」 6%
「その他」 2%

夜間の雨天時はさらに視界が悪くなる

 詳細な理由として、「雨、反射や対向車のしぶき、油膜などで視界が悪くなる」では、「雨粒が乱反射して通行人に気づかず接触しそうになった」「路面に反射する夜の灯りで人が見えずひきそうになった」といった自転車や人にぶつかりそうになったという内容がもっとも多かったといいます。

 ほかには、「信号に気づけなかった」「脱輪しそうになった」「水没しそうになった」という内容もありました。

 また、前述の近年増加傾向にある道路の冠水やクルマの浸水トラブルに繋がる話として、「水溜まりが深くて、水没しそうになった」という実体験のコメントもあったようです。

※ ※ ※

 今回の調査で、雨天時の運転は「視界の悪さ」や「スリップ」など、安全面から不安だと感じているドライバーが多く、実際に雨天時にヒヤッとした経験のあるドライバーも多くいることが判明しています。

 安全運転するために、天候の状況によっては一時的にクルマを安全なところに停めて雨が通り過ぎるまで待機したり、普段からフロントガラスやワイパー、タイヤなどのメンテナンスについて意識しておくことが雨天時でも安心な運転に繋がるといえます。

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