先行予約モデルが予約開始4日間で完売するほど大人気の「ディフェンダー」を、キャンパー仕様にするルーフテントが開発された。ルーフテントの老舗であるオートホームとのコラボで実現したディフェンダー・ルーフテントのスペックとはいかに。
■「ディフェンダー」+「ルーフテント」=最強のキャンパー
2020年7月に大阪・名古屋・東京の順で開催される「NEW DEFENDER PREVIEW TOUR」の日程が発表されたばかりのランドローバー新型「ディフェンダー」だが、本国英国では、ディフェンダーでの行動範囲をさらに広げるルーフテント仕様が発表された。
ディフェンダーといえば、先代モデルの頃から道なき道を走破する「冒険の旅」のイメージがある。このイメージは新型でも受け継がれており、アクセサリーパックに冒険仕様の「エクスプローラー(冒険家・探検家)パック」があるほどだ。
このディフェンダー110に、長い陸路遠征の冒険だけでなく、1泊のお気軽キャンプにもってこいのルーフテントが開発された。
ルーフテントは、オートホームとの提携で開発。オートホームは、1958年にイタリアでルーフテントを開発し、冒険家・探検家・旅人に欠かせない野外泊のギアとして60年以上愛されている老舗だ。
ランドローバーとオートホームという、長年、冒険家や探検家に愛用されてきたブランドのコラボレーションが実現したというわけだ。
ランドローバーのブランデッドグッズ・ライセンス担当ディレクター、ジョー・シンクレア氏は次のように述べている。
「新型ランドローバーディフェンダーは、オンロードでもオフロードでも、遠隔地の目的地に快適に到達するための理想的なクルマです。このルーフテントは、ディフェンダーのドライバーが旅を超えて冒険を続けることを可能にするものです」
また、オートホームのCEOであるジュゼッペ・フェルコディーニ氏は次のように語った。
「ランドローバーは、ディフェンダー用のユニークなルーフテントをデザインするために、当社の技術者と協力してくれました。このテントはキャンプ場のアクセサリー以上のものです。強度、快適性、汎用性、信頼性を備えているので、キャンプだけでなくオフロードでの休暇に最適です」
では、ランドローバー史上最多となるディフェンダー用アクセサリー170種に追加されたルーフテントの仕様はどのようになっているのだろうか。
■ディフェンダーをキャンパー使用するルーフテントのスペックは?
ルーフテントをディフェンダーに装着するには、ディフェンダーに用意された4つのアクセサリーパックのうちのひとつ、「エクスプローラーパック」に装備されるエクスペディションルーフラックの装着が必要となる。
ディフェンダー・ルーフテントは、過酷な気候で実証された高品質の素材が用いられており、畳んだときはスッキリと直線的なデザインで、ディフェンダーのデザインとのマッチングも違和感がない。
軽量のグラスファイバー製シェルはテントを保護し、片手で数秒でテントをたてることが可能だ。後部にある留め具をリリースしてシェルを少し持ち上げるだけで、一体型のガスストラットによって、カーボングレーの生地をサイドを全開にすることができる仕組みだ。女性でも簡単にテントをたてることができる。
テントをたてたときのサイズは、長さ2.3m、幅1.3m、高さ1.5mとなる。
テント内にはフルサイズの高級コットンマットレスが備わり、大人が余裕で2名寝ることが可能で、枕や室内用LEDライト、収納ネットなども備わっている。
テントへは、クルマの左右どちらからでも、付属の伸縮式アルミ製アクセスラダーで簡単にアクセスできる。
ルーフテントの価格は、3081.96ユーロ(邦貨換算約37万円)。ディフェンダーをこれからオーダーしようと考えている人は、エクスプローラーパックにルーフテントを選択すれば、オートキャンプ場で注目の的になることは間違いないだろう。