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スバル新型「クロストレック」に2.5Lエンジン搭載! タフなデザインの「スポーツ」とは

くるまのニュース 2020年7月13日 14時50分

北米スバルは、「クロストレック 2021年モデル」に、タフなデザインの新グレード「スポーツ」を追加します。また、新たに2.5リッターエンジンを搭載するなど、2021年モデルはさまざまな点が変更されました。

■新グレード「スポーツ」にパワフルな2.5リッターエンジン搭載

 スバルが北米で販売する「クロストレック(日本名:XV)」の2021年モデルが、2020年夏以降に登場します。新型クロストレックとは、どのようなモデルなのでしょうか。

 クロストレック 2021年モデルには、新グレードの「スポーツ」が追加されます。

 クロストレックスポーツの外観は、専用ホイールアーチモールやダークグレーの17インチアルミホイールを装備。フロントグリルやサイドミラー、エンブレムなどをガンメタ仕上げとすることで、タフで個性的なスタイルを実現しました。

 ボディカラーは専用色の「プラズマイエローパール」、「ホライゾンブルーパール」を含む全7色が設定されています。

 内装においても、イエローステッチが随所に取り入れられているほか、撥水仕様のシートにイエローの「CROSSTREK」ロゴが施されるなど、黄色を効果的に配色しました。

 クロストレックスポーツは、走行性能においてもほかのグレードと異なり、悪路走破性を高める「X-MODE」が、同車ラインナップで唯一となる2モードになります。

「SNOW/DIRT」および「DEEP SNOW/MUD」の最適な走行モードが選択可能。ヒルディセントコントロールも搭載されました。

 スポーツ以外のグレードのX-MODEは1モードですが、ヒルディセントコントロールは備わっています。

 クロストレック 2021年モデルでは、これまでの2リッター水平対向4気筒エンジンに加え、2.5リッター水平対向4気筒エンジンが追加されました。

 新設定された2.5リッターエンジンは、クロストレック史上もっともパワフルな185馬力を発生。「リミテッド」と「スポーツ」グレードに設定され、CVTと組み合わされます。

「ベース」と「プレミアム」グレードは、従来通り2リッター水平対向4気筒エンジン(最高出力154馬力)を搭載。トランスミッションは、CVTと6速MTが用意されています

 また、スポーツ以外のグレードの外観も変更が加えられ、バンパーやグリル、ホイールなど、新デザインを採用しました。

 スバルの運転支援システム「アイサイト」は2021年モデル向けに改良され、アクティブレーンキープ機能を備えたアダプティブクルーズコントロールを新たに搭載。安全性が向上しています。

 さらに、CVT搭載モデルには、車両から降りる際に、ドライバーにリアシートの確認を警告する「リアシートリマインダー」を装備。子供やペットなど車内置き去りを防止する機能も備わっています。

 クロストレック 2021年モデルの北米での価格は、2万2245ドルから3万390ドルで、日本円で約238万円から約325万円です。

※ ※ ※

 日本で販売されているXVは、今後どうなるのでしょうか。

 スバルの販売店によると、2020年秋頃にビッグマイナーチェンジが控えていることから、現行モデルについては間もなくオーダーストップになるといいます。

 現時点で新型XVについての詳細は明らかになっていないものの、北米のクロストレック 2021年モデルの標準モデルもデザインが変更されたことから、日本でも同様の仕様が導入される可能性があるようです。

 一方で、北米のスポーツグレードなどに設定される2.5リッターエンジンについては、日本での導入は難しいといえます。

 国内では、北米には導入されていないハイブリッド仕様の「e-BOXER」がラインナップされており、ストップ&ゴーが多い日本の道路事情でも扱いやすく、スムーズな加速や燃費の向上などが好評です。

「フォレスター」ではe-BOXER搭載モデルが受注の4割を占めるなど、主力のパワートレインに位置づけられています。

 また、2.5リッターエンジンは自動車税の区分が変わってくることから、排気量の大きいガソリンエンジンは設定されず、XVのエンジンはこれまでと同様に、2リッターガソリンと2リッターハイブリッドの2タイプが継続するものと思われます。

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