Infoseek 楽天

クルマの長期間放置はトラブルの原因!?多発するアクシデントとは

くるまのニュース 2020年7月27日 11時10分

国内旅行の旅行代金の一部支援されるGoToトラベルキャンペーンがスタートしたことや、夏休みなどの連休が重なる時期となり、久しぶりにクルマで出かけるという人が増加することが予想されます。そこで、久しぶりにクルマを使用する時に起こりうる、トラブルをまとめました。

■普段はあまり乗っていない放置車両は要注意

 国内旅行の旅行代金の一部支援されるGoToトラベルキャンペーンがスタートで、お盆や夏休みなどの連休を利用して、久しぶりにクルマで遠出をする計画を立てている人も多いと思います。

 しかし、外出の自粛やテレワークの推奨などもあり、長期間クルマに載らなかったという人もいるのではないでしょうか。

 そこで、久しぶりにエンジンをかけたクルマに起こりがちなトラブルをまとめました。

●バッテリー上がり

 クルマは、しばらく乗らない状態が続くと、セキュリティシステムやオーディオなどに微弱な電流が通電しているため、バッテリーが放電してしまい、エンジンがかからなくなることがあります。

 そのため、普段からクルマに乗らないときも1週間から2週間に1回は、エンジンをかけてみることが大切です。

 エンジンが始動すればオイルが循環し、劣化を遅らせることができるほか、同時にオルタネーターが発電してバッテリーを充電してくれます。

 新車であれば、半年ほど放置しても問題ないとされていますが、一度バッテリーが上がってしまうと劣化が早くなり、短期間の放置でもバッテリー上がりがおこってしまうことも。

 心当たりのある人は、お出かけ当日ではなく、事前にエンジンがかかるかを確認しておくことをおススメします。

●タイヤの劣化

 タイヤの劣化も、普段あまり動かしていないクルマに起こりやすいトラブルのひとつです。

 タイヤ自体は1週間から2週間、動かさないだけでも多少の変形が起こるといわれています。

 しかし、数週間動かさなかった程度であれば、走行しているうちに自然に回復していきますが、半年から1年経つと「フラットスポット」という現象が起こることも。

 これは、同じ場所に力がかかり続けることで、一部が平たくなってしまう現象で、そのまま走行すると、平たい部分が地面に接着して振動を起こし、サスペンションなどにダメージを与えたり、最悪の場合はホイールが外れてしまう恐れもあります。

 そのため、半年以上クルマを動かしていないという人は、タイヤの状態を事前にチェックしておくことが必要です。 

●エアコンからの悪臭

 久しぶりに乗ったクルマのエアコンを使用すると、室内に悪臭が広がることもあります。

 この悪臭は、エアコン内に発生しているカビの可能性が高いようで、匂いを取るにはエアコンのフィルターとエバポレーターなどの清掃が必要です。

 車内の悪臭は、乗り物酔いなどを誘発することもあるため、休日や旅行を心から楽しむためには、事前に対策しておいた方がよいでしょう。

※ ※ ※

 クルマを放置することは、思わぬトラブルを引き起こす要因となります。

 せっかくの旅行やお出かけを台無しにしないためにも、2か月から3か月ごとにはエンジンをかけるようにし、前もって愛車の不調に気付けるようにすることが大切です。

この記事の関連ニュース