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史上最強のプジョー誕生!「508 プジョースポール・エンジニアード」世界初公開

くるまのニュース 2020年9月25日 20時30分

仏プジョーは2020年9月24日、プジョー「508」「508SW」のハイパフォーマンスバージョン「508プジョースポール・エンジニアード」を世界初公開した。2020年10月より欧州で受注開始となる。

■モータースポーツの血を継ぐハイパフォーマンスPHEV

 仏プジョーは2020年9月24日、プジョー「508」「508SW」のハイパフォーマンスバージョン「508プジョースポール・エンジニアード」を世界初公開した。2020年10月より欧州で受注開始となる。

 プジョースポール(PEUGEOT SPORT)とは、WRC(世界ラリー選手権)やダカールラリー、パイクスピークヒルクライム、WEC(世界耐久選手権)などで活躍するプジョーのモータースポーツ部門。そのプジョースポールが開発し、今後プジョーの新たなパフォーマンスモデルとなるのが「プジョースポール・エンジニアード」ということになる。

 今回発表された508プジョースポール・エンジニアードは、プジョーがこれまで製造してきた市販車のなかでもっともパワフルなモデルだ。

 フロントとリアに2つの電気モーターを持つ4WDのプラグインハイブリッドで、トータルでの最高出力は360ps、最大トルクは520Nmを発生。これにより、0-100km/h加速は5.2秒、最高速度は250km/h(リミッター)というパフォーマンスを誇るという。

 5つの走行モードを持ち、それぞれ任意に選択が可能だ。「エレクトリックモード」は100%電気駆動で、航続可能距離は42km。140km/h以下での走行が可能だ。「ハイブリッドモード」は状況に応じてエンジンと電気モーターの動力源を自動的に選択、燃費を最適化する。「コンフォートモード」は、サスペンションをソフトにコンフォートな走りを実現する。

プジョー「508プジョースポール・エンジニアード」の走り

 また「スポーツモード」は究極のドライビングプレジャーを味わえるモードで、常に最高のパワーを発揮。「4WD」は滑りやすい状況でも最大限のトラクションを発揮する。

 508プジョースポール・エンジニアードは究極の快適性と動的質感を両立する。シート位置を下げ、トレッドをフロント24mm、リア12mm拡大。さらに3モードの可変ショックアブソーバーや380mm径のフロントディスクブレーキ、対向4ポッドキャリパー、20インチホイール、ミシュラン「パイロットスポーツ4S」タイヤなどを標準で装備する。

 プラグインハイブリッドモデルのため、外部からの充電が可能だ。充電モードは標準的な家庭用コンセントで7時間以内、16Aの充電器で4時間、32Aのウオールボックスで2時間以内となっている。

 電気モーターとバッテリーのスマートなレイアウトにより、508の内燃機関搭載モデルと同じ室内容積とトランク容積を有しているのも特徴だ。

プジョー「508SWプジョースポール・エンジニアード」の走り

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 プジョースポール・エンジニアードのレーベルは、「ネオ・パフォーマンス」という、スポーツ性とテクノロジーを融合させた概念を生み出すという。この508プジョースポール・エンジニアードは、欧州WLTPモードでCO2排出量46g/kmという認証を得ている。これは燃費換算すると2.03L/100km(約49.2km/km)に相当する。

 このプジョースポール・エンジニアードのローンチと同時に、プジョーは2022年からLMH(ル・マン・ハイパーカー)でWECに復帰することを発表している。

 508プジョースポール・エンジニアードは、フランスのミュルーズ工場で生産される。車両価格はまだ発表されていない。また日本での発売は未定だ。

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