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クルマの安全装備、実は2種類存在? 進化を続ける最新状況とは

くるまのニュース 2020年10月5日 5時30分

近年発売されるクルマは、安全装備がとくに充実しています。広告などでとくに目につくのは予防安全装備ですが、事故時の被害を防ぐための安全装備も進化を遂げているようです。

■年々装備が充実する安全装備 代表例は?

 近年発売される新型車は、安全装備が充実しているのが特徴です。とくに、予防安全装備の充実度については目を見張るものがあり、コンパクトカーや軽自動車など低価格帯のクルマであっても衝突被害軽減ブレーキが標準装備されることは珍しくなくなりました。

 また、日産「スカイライン」に搭載される「プロパイロット2.0」やスバル新型「レヴォーグ」に搭載される「アイサイトX」が、限定された状況下でハンズオフ走行を可能としたことに代表されるように、運転時のストレスを軽減させる快適装備に近い位置づけとなる装備も登場。

 自動車メーカーおよび部品メーカーは現在、各種安全技術の開発に力を入れています。

※ ※ ※

 クルマの安全技術は、大きくふたつ「アクティブセーフティ(予防安全)」と「パッシブセーフティ(衝突安全)」に分類されます。

 アクティブセーフティは事故を未然に防ぐための技術です。前述の衝突被害軽減ブレーキも含まれるほか、急ブレーキ時の車輪のロックを防止する「ABS」もアクティブセーフティに含まれます。

 一方、パッシブセーフティは事故が発生したときに、被害を最小限に防ぐための技術を指します。シートベルトやエアバッグ、衝撃吸収ボディなどがパッシブセーフティに該当します。

 パッシブセーフティ分野についても日々進化が続いており、近年新たに開発された技術のひとつとしては、歩行者が衝突した際に衝撃を和らげる「歩行者用エアバッグ」が挙げられます。

 それではここでクイズです。パッシブセーフティの代表的な装備として挙げられるシートベルトですが、現在ほぼすべての乗用車に装備されているシートベルトは「3点式シートベルト」と呼ばれます。

 この3点式シートベルトを1959年に実用化し、特許を無償公開することで世の中に広めたメーカーは、次の4つのうちどこでしょうか。

【1】メルセデス・ベンツ

【2】プリンス

【3】ボルボ

【4】フォード

※ ※ ※

 正解は【3】のボルボです。

 ボルボは1959年に自社の「PV544」というモデルに3点式シートベルトを初めて搭載し、そのうえで3点式シートベルトの技術をどの自動車メーカーも使えるようにしました。

 ちなみに、日本で始めて3点式シートベルトを採用したのはホンダで、1964年に発売した「S600」に装備されています。

※クイズの出典元:くるまマイスター検定

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