光岡初のSUVとして登場する予定の新型「バディ」が早くも話題となっています。トヨタ「RAV4」をベースとしているようなのですが、両車はどのようなところが違うのでしょうか。
■アメ車風! 新型バディはトヨタ RAV4がベースか?
2020年9月24日に、光岡は新型SUV「バディ」のティザーサイトを公開していましたが、今回そのバディの新たな情報が公開されました。
光岡初のSUVとなる新型バディとは、どのようなモデルなのでしょうか。
フロントフェイスは光岡独自のデザインですが、サイドから見る限りトヨタ「RAV4」をベースとしていると見られます。実際にRAV4と比べてみました。
新型バディでもっとも注目されるのは、外観のデザインです。タテ目角型2灯ヘッドライトやイカツイ大きなフロントグリル、ボンネットのプレスラインなど、古き良き“アメ車”の雰囲気を濃厚に感じられます。
リアは縦長のテールランプに横長の大きなボディパネル、ピカピカのメッキバンパーなど、こちらもアメリカンなデザインとしており、最新モデルなのに懐かしさも感じられるデザインです。
光岡といえば、クラシカルでパーソナルユースのクルマを多く製造してきましたが、同社の50周年記念車の限定車「ロックスター」もアメ車スタイルを取り入れて大きな反響を呼ぶなど、新たな方向性を示していました。
新型バディは「自然体でサラリと乗りこなせる相棒」をコンセプトとしており、さまざまなモデルがラインナップされているSUV市場のなかで、ほかにはない独創性のあるスタイルが早くも注目されています。
正式にはアナウンスされていないものの、新型バディは5代目の現行RAV4をベースとしていると見られます。
RAV4の外観は、北米でトヨタが販売する「タンドラ」や「タコマ」といったライトトラックのデザインである六角形の大型グリルとシャープなツリ目のヘッドライトを装着。タフでワイルドなスタイルです。
スタイリッシュな都会派SUVが多かった日本で、3年ぶりに復活したRAV4ですが、アクティブなスタイルが評価されてヒットモデルとなっています。
ボディサイズを見てみると、新型バディは全長4730mm×全幅1860mm×全高1685mmと、RAV4の全長4600mm-4610mm×全幅1855mm-1865mm×全高1685mm-1690mmと比べて、全長が130mm延長されています。
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新型バディもRAV4もアメリカンな魅力を備えたSUVです。しかし方向性は異なり、新型バディはひと昔前のアメ車、RAV4はアメリカで人気の最新デザインを取り入れています。
■新型バディのこだわりはボディカラーの名称にも!
アメ車スタイルのデザインが特徴的な新型バディですが、ボディカラーにもこだわりが見られます。
新型バディのボディカラーは、12色のモノトーンカラーと6色のツートーンカラーが用意されています。
●モノトーンカラー
グローブワンホワイトパール/T800シルバーメタリック/ベルベットレッドマイカ/ダブルエックスブルーマイカ/MJブラックマイカ/ガンメタリック/グランジデニムブルーパール/80’sミント/デイ・オブ・グリーンマイカ/スリラーレッド/95イエロー/ディープパープルメタリック
●ツートーンカラー(ルーフはすべてホワイト)
ビーチベージュ/ノースカロライナブルー/ストリートホワイト/トップガングレー/スターオレンジ/フューリーイエロー
ボディカラーの名称も、アメリカの映画や大スターを連想させるワードがちりばめられるなど、遊び心ある演出も魅力のひとつです。
対するRAV4のボディカラーは、黒・白・シルバー・赤などの定番カラーほかに、アクティブグレードの「アドベンチャー」には、鮮やかなブルーやグレーがかったカーキ色など、個性的な色も用意されています。
新型バディに搭載されるエンジンは、2リッターガソリンと2.5リッターハイブリッドがあります。
駆動方式はガソリン車が2WDと4WD、ハイブリッド車が2WDとE-Four(電気式4輪駆動)がラインナップされています(グレードによっては2WDのみ)。
トランスミッションは、ガソリン車がDirect Shift-CVT、ハイブリッド車が電気式無段変速機と組み合わされます。
新型バディのパワートレインに関しては、RAV4と同じものになるようです。
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新型バディは、気持ちの良いアウトドアライフや仲間とワイワイ楽しめるサーフィン、スキー、またはスタイリッシュな街乗り用として、多彩なライフスタイルにマッチしたSUVとして登場します。
バディというネーミングには、その人の物語にそっと寄り添い、そばにいてくれる相棒であってほしいという想いが込められていると光岡は説明しており、ほかのどのSUVとも似ていない新ジャンルとして期待がかかります。
新型バディの正式発表は、2020年11月26日を予定しています。価格や販売方法などの詳細は、そのときに公表されるものと思われます。