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SUV市場で最強!? トヨタ「ライズ」なぜ爆売れ? 「隠せる」機能が重視される理由とは

くるまのニュース 2020年12月9日 10時10分

トヨタ「ライズ」は、2019年11月5日に発売されたコンパクトSUVです。発売以来人気を博しているライズですが、具体的にはどのような特徴があり、またユーザーはライズのどのような特徴に注目しているのでしょうか。

■DNGA第二弾のコンパクトSUV 人気の要因はいったい何?

 日本自動車販売協会連合会は2020年12月4日に11月度の登録車販売台数を発表。SUVジャンルの首位はトヨタ「ライズ」(総合順位2位)が獲得しました。

 2019年11月5日の発売以来、販売好調となっているライズですが、具体的にはどのような特徴があるのでしょうか。また、ユーザーはライズのどのような特徴に注目しているのでしょうか。

 ライズは、ダイハツ「ロッキー」のOEM車としてトヨタから販売されているSUVです。

 価格(消費税込)は167万9000円から206万円で、グレード展開は、上から「Z」「G」「X」「X”S”」の4つが展開されています。

 ボディサイズは全長3995mm×全幅1695mm×全高1620mmで5ナンバー枠に収まり、搭載されるエンジンは1リッター3気筒ターボのみと、国産市場でラインナップされているSUVのなかでもかなりコンパクトな部類に該当します。

 そのため、競合するSUVは全長3760mmのスズキ「クロスビー」か、全長4180mmのトヨタ「ヤリスクロス」、OEM元モデルのロッキーなどが挙げられます。すこし車格が大きいものの、ホンダ「ヴェゼル」やトヨタ「C-HR」と比べるユーザーもいるようです。

 ライズの特徴として、ボディサイズの割に広い室内や、使い勝手の良い荷室と収納が挙げられます。

 ライズのプラットフォームは、ダイハツの軽自動車「タント」に続いて採用されたDNGAプラットフォームを採用。これにより、広い室内空間と大容量の荷室スペースを実現しました。

 ちなみに、トヨタブランドで販売されるモデルとしてDNGAプラットフォームが採用されるのはライズが初となります。

 カップルディスタンス(前席左右席の間隔)が十分に確保され、大人4人が乗車しても窮屈感のない室内を実現。

 荷室を見ると、リアシート利用時の容量は369リッター(最大)を確保するなど、フル乗車に近いシチュエーションでのドライブでも十分な荷物を積載することが可能です。

 さらに使い勝手を高めているのが、デッキボード下の大型収納です。見られたくない荷物を隠したり、荷物の積み分けにも便利なほか、奥行745mm×幅815mm×高さ215mmと十分な体積を持ち、入れる荷物を選びません。

 販売店スタッフに聞くと、こうした隠せる収納については、女性ユーザーからの支持も大きいといいます。

「荷物を隠せる形状の収納は、乗員のプライバシーを守るだけでなく、車内が散乱して汚く見えるのを防ぐ効果があります。そのため、車内の収納設備をみるときに重視する女性ユーザーもなかにはいらっしゃいます」(販売店スタッフ)

 近年人気の高いSUVジャンルのクルマで、かつ老若男女問わず重宝される収納というポイントで強みを持つライズは、今後も売れ行きを伸ばしていくと見られます。

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