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行けばトトロに会えるかも!? ジブリの世界を体験できちゃうトンネルとは

くるまのニュース 2021年2月9日 17時10分

千葉県市原市に、まるでジブリの世界に迷い込んだような世界観のトンネルがあると話題になっています。いったいどのようなトンネルなのでしょうか。

■2連のトンネルが創り上げる神秘的な世界

 千葉県市原市にある手掘りのトンネルが、まるでジブリの世界に迷い込んだような不思議な感覚が楽しめると話題になっています。いったいどんなトンネルなのでしょうか。

 話題となっているのは、林道月崎1号線にある「月崎トンネル」と呼ばれる素掘りのトンネルです。

 SNSに投稿されている写真を見ると、そこに写っているのはツタやコケで覆われた、自然あふれる神秘的な洞窟で、ジブリ映画の美しい自然の景色そのものといっても過言ではありません。

 実際に月崎トンネルに行った@kotatsu0705さんは、次のように話します。「苔や草木に侵食され、なんとも神秘的な雰囲気を感じることのできるトンネルでした。とくに日光が差し込む正午あたりに行くと、トンネルの暗と天井からの光がとても素晴らしいコントラストになります。林道を1kmほど進んだ先にあり、道が狭く落石や泥が堆積した場所が多くあるため、クルマで行かれる際は注意が必要です」

 ほかにも、「雨上がりの午後、トンネル上から光が差してきて幻想的だったのが印象に残っています」(@____sumiさん)や、「遺跡のようなとても神秘的な空間でした。クルマ通りがほぼ無い林道の奥にあり、木々のせせらぎしか聞こえてこないひっそりとした場所にそのトンネルはあります。短いふたつのトンネルとトンネルの間にぽっかりと天井に穴が開いており、その場所で見上げると、空と真っすぐ伸びた杉木立のみが視界に広がり、ひとりで佇んでいますと不思議な感覚になる場所です。道自体はとても狭いので、軽自動車のようなコンパクトなクルマでないと行き辛いと思います。また、道中崖下をとおるような箇所もあるので、落石にも注意が必要です」(@mine_airportsさん)など、幻想的な景色に感動したという声が多く聞かれます。

 その一方で、「熊が出て来そうな道でした。ひとりでしたので少し怖かったです」(@nori_norieeさん)、「トンネルまでの道のりは車両が一台通れる道で対向車が来てしまうと譲り合いができず、途中にある広い場所でクルマのすれ違いをおこなう必要があります。トンネルの手前にはクルマ3台ほど停められるスペースがあり、クルマを停めて見ることも可能です。さらに奥まで行くと広くなっており、そこでUターンが出来ます。また、草が伸びて来る時期に行くと道路まで草が出ているのでクルマのキズを気にする人はちょっと大変かもしれません」(@MODELLISTA_86さん)や、「とにかくトンネルに行くまでの道が険しいですね。車体が大きすぎると、もしかしたら行けないかもです」(@tasotasowwさん)、「クルマではあまり行かないほうがいいと思います。かなり狭く、対向車が来るとかなりの距離をバックすることになります」(@higedan_fさん)など、トンネルにたどり着くまでの険しい道のりが、強く印象に残っている人も多いようです。

 ちなみに月崎トンネルは、ふたつのトンネルが連続して並んでおり、その間には天井がないため、空が見えるようになっているのですが、これはもともと1本のトンネルだったものが、天井が崩れてふたつになったといわれています。

 そんな偶然できた青空区間から光が差し込むことにより、さらに神秘的な空気感が演出され、まるでジブリのような世界が創り上げられているのです。

 なお、ふたつのトンネルを抜けた先は行き止まりとなっているので、通り抜けることはできません。

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