2021年2月18日に世界初公開されたホンダ新型「ヴェゼル」ですが、SNSなどではトヨタ「ハリアー」に似ているという声があがっています。本当に似ているのか、両車を比較してみます。
■SNSで「CX-ハリアー」なるハッシュタグが誕生!?
2020年2月18日に世界初公開されたホンダ新型「ヴェゼル」は、カジュアルな雰囲気だった初代モデルとは一転し、上質感を高めたコンパクトSUVに刷新されます。
新型ヴェゼルの新たなスタイルはSNSなどでも話題になり、「カッコイイ」という意見がある反面、マツダ「CX-5」やトヨタ「ハリアー」に似ているという声もあがり、両車を掛け合わせた「#CX-ハリアー」というハッシュタグが誕生するほどの盛り上がりを見せています。
新型ヴェゼルとハリアーは、本当に似ているのでしょうか。共通点はどこにあるのか、新型ヴェゼルとハリアーを比べてみます。
新型ヴェゼルのグランドコンセプトは「AMP UP YOUR LIFE」とし、優れた機能スペックだけでなく、プラスアルファの体験価値を提供し、日々の生活の楽しさを増幅(=AMP UP)させるクルマを目指したといいます。
そのなかで、デザインの美しさを追求。新たな時代のヴェゼルとしてゼロから考え直し、SUVの力強さとクリーンさ、活力に満ちた印象に生まれ変わりました。
全体的にはクーペのようなスタイルを際立たせ、フロントはボディと一体感を高めた同色のルーバーグリルとシャープなヘッドライトを採用。
リアは、LEDのリアコンビネーションランプといま流行りの横一文字を組み合わせたデザインですが、SNSの反応を見ると、フロントはCX-5、リアはハリアーに似ているという意見が多いようです。
現行ハリアーは2020年6月にフルモデルチェンジした4代目モデル。もともと上質な内外装が特徴の高級クロスオーバーSUVですが、4代目はさらにラグジュアリーなデザインへと進化しました。
現行ハリアーのリアビューも、横一文字に光るテールランプですが、コンビネーションランプは細身のデザインです。
新型ヴェゼルのリアデザインがより似ているのは、先代となる3代目ハリアーでしょう。
新型ヴェゼルと3代目ハリアーのテールランプは、外から下へ向かって弧を描き、車両中央へ近づくにつれて緩やかに上へあがったような形状です。
違う点は、新型ヴェゼルがブロックごとに分かれた灯体を採用しているのに対し、3代目ハリアーは繋ぎ目のないデザインで、光り方にグラデーションをつけているところです。
また、左右のテールランプをつなぐ横一直線のラインは、新型ヴェゼルは光るタイプで、3代目ハリアーは光らないタイプとなりますが、たしかに全体的なデザインはよく似ているようです。
車格としては、ヴェゼルはコンパクトSUV、ハリアーはひとクラス上のミドルサイズSUVとなります。
高級感あふれるデザインで成功を収めているハリアーと新型ヴェゼルが比較されるということは、新型ヴェゼルの質感がかなり向上していることの裏返しだといえるのではないでしょうか。
新型ヴェゼルの発表・発売は2021年4月の予定です。登場が楽しみなSUVがまたひとつ増えました。