ホンダのインドネシア法人はホンダ新型「シティハッチバックRS」を発表しました。6速MTも設定されるスポーティな5ドアハッチバック車だといいますが、いったいどんなクルマなのでしょうか。
■HRD Sakuraの風洞も活用されたRSエアロキットで武装
ホンダのインドネシア法人は、新型「シティハッチバックRS」を2021年3月3日に発表しました。スポーティな出で立ちで登場した新型シティハッチバックRSはいったいどんなクルマなのでしょうか。
日本市場でシティは1994年まで生産されていた3ドアハッチバック車として知られていますが、その後海外専用セダンとして1996年に車名が復活。
その後、2020年11月24日に海外専売セダンのシティをベースとした5ドアハッチバック車「シティハッチバック」がタイで登場。ハッチバックボディのシティとしては26年ぶりの復活となりました。
そんななか、ホンダのインドネシア法人はハッチバックボディのシティを同国市場向けに投入することとなりました。インドネシア市場では「ロードセーリング」を意味するホンダ伝統の「RS」仕様を展開します。
新型シティハッチバックRSの外観は、フルLEDヘッドライトやLEDフォグライトなどを採用し先進的な雰囲気であるほか、RSエアロキットとしてフロントバンパーロアメッシュグリルやディフューザー付きリアバンパーなどを装着。
RSエアロキットの開発にあたっては、ホンダのF1活動にも用いられたHRD Sakura(栃木県)の風洞施設も活用されたといいます。
内装は赤の差し色も取り入れられてスポーティな雰囲気としたほか、リアシートは「ユーティリティモード」「トールモード」「リフレッシュモード」「ロングモード」と多彩なシートアレンジを実現する「ULTRAシート」を採用しています。
新型シティハッチバックRSに搭載されるエンジンは最高出力121馬力・最大トルク145Nmを発揮する1.5リッターで、トランスミッションはCVTと6速MTが組み合わされます。
ちなみに、タイ仕様のシティハッチバックには1リッターターボが搭載されるほか6速MTの設定がなく全車CVTで、インドネシア仕様との相違点となっています。
なお2021年3月3日にYouTube上で新型シティハッチバックRSを紹介する動画配信を実施。
ホンダのインドネシア法人は、シティハッチバックRSを「ブリオRS」「ジャズRS」(日本名:フィット)「モビリオRS」「シビックRS」に続くRSモデルとして位置づけ、ハッチバック市場での新たな選択肢として提供するとしています。