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JAFが「新しいドライブのカタチ」を提案! ドライブに対する考え方のニューノーマルとは

くるまのニュース 2021年3月16日 15時30分

JAFは新型コロナ禍でのドライブの意識や状況について、ドライバー以外の人を含めた全国5000名を超える人にアンケートをおこない、その回答からドライブに対する意識や傾向を分析。日本国民がドライブについてどう考えているのか、どう行動しているのかを分かりやすく可視化した「新しいドライブのカタチ」を2021年3月15日に公開しました。

■緊急事態宣言解除後に向けて

 JAFは2021年3月15日、公式ウェブサイト上で「新しいドライブのカタチ」を公開しました。

 2021年2月末をもって多くの地域で緊急事態宣言が解除されましたが、1都3県では延長が決まりました。

 緊急事態宣言が解除されると、クルマでの移動やドライブは増えると考えられますが、新型コロナ禍で日本、そして世界の生活様式が大きく変わったいま、ドライブに対する考え方も変化させる必要があります。

 同サイトでは、新型コロナ禍でのドライブの意識や状況について、ドライバー以外の人を含めた全国5000名を超える人に2020年11月から12月末までの期間にアンケートをおこない、その回答からドライブに対する意識や傾向を分析。日本国民がドライブについてどう考えているのか、どう行動しているのかを、分かりやすく可視化した結果を公開しています。

 また、公開にあたり新型コロナ禍におけるドライバーの意識を探るために「ドライブに関するアンケート」を実施。新型コロナ禍における外出への意識やクルマに乗る際の感染対策意識などについて調査し、その結果が公開されました。

 まずは、外出する際に引き続きの感染対策が求められるいま、2021年春までにドライブに行きたいかを質問したところ、33.6%が「ドライブへ行きたいもしくは行く予定がある」と回答。「ドライブへ行きたい気持ちはあるが未定」と回答した人は55.3%で、「ドライブへ行きたい」と思っている人は約9割と、かなり多いことが分かりました。この結果から、外出頻度は変わらないものの、外出意欲が高まっている状態にあると考えられます。

 また、ドライブへ行きたいもしくは行く予定があると回答した人の割合が全体では33.6%なのに対し、20代のみでは45.6%と、とくに若年層のドライブ意向が高いことがうかがえる結果となりました。

 次に、ドライブで行きたい場所に関して、「行きたい場所の混雑具合を気にしますか」という質問では、あわせて全体の9割以上にのぼる人が気にすると回答(内訳:「とても気にする(72.7%)」、「まあ気にする(23.8%)」)。「気にしない」と回答した人はわずか0.3%で、ほとんどの人が外出先の密を気にしていることが明らかになりました。

「行きたい場所の自然の豊かさを重視しますか」との質問には、「とても重視する」が32.4%、「まあ重視する」が40.9%と、合わせて約7割が重視する結果となっており、出かける場合は、密を避けることが出来て開放感がある「自然が豊か」な場所が好まれる傾向にあるようです。

 さらに、新型コロナウイルス感染拡大の影響により、移動の手段も気になる昨今、公共交通機関と比べてクルマでの移動はメリットがあると思うかを調査した結果、92%が「メリットがある」と回答。多くの人が乗り合わせる公共交通機関より、自分だけもしくは、知り合いだけが乗るクルマでの移動の方が良いと考える人は多いようです。

■3人に1人が春までに「ドライブしたい」

 実際に新型コロナ禍でクルマの利用は増えているのでしょうか。聞いてみたところ、70%が「変わらない」と回答する結果となりました。

ドライブをするイメージ

 次に、実際の外出については慎重な行動をしているが、2021年春までにドライブに行きたいかを質問したところ、「ドライブへ行きたい」と思っている人は約9割とかなり多いことが分かり、外出頻度は変わらないものの、クルマを利用した外出意欲は高まっている状態にあると考えられます。

 続いて、クルマに乗る際に、新型コロナウイルスの感染症対策を意識するかを質問したところ、「する」が43.8%、「まあする」が35.7%と、合わせて約8割の人が「意識している」と回答。

 さらに、SNSの声や周りの意見・雰囲気は重要と考えるか調査すると、SNSの声や周りの雰囲気を気にする人ほど、感染対策意識が高いことが判明する結果となっています。

 クルマに乗る際に感染対策を「する」もしくは「まあする」と回答した人に対して、実際にどのような対策をおこなっているか質問した結果は、もっともおこなわれている対策は「ハンドル等を拭いての消毒」。クルマのなかは人の手が直接触れる箇所が多いため、消毒をしっかりおこなっているドライバーが多いと考えられます。

 ほかには「クルマのなかでもマスクをつける」といった基本的な感染対策の徹底や、「他人を乗せる時は感染対策意識をチェックしている」など同乗者と協力して感染対策に取り組んでいる人も見受けられる結果となりました。

●感染対策意識が高いドライバーが実践している対策は以下の通りです。

 1位:ハンドル等を拭いて消毒している(74.4%)
 2位:クルマのなかでもマスクをつけている(61.7%)
 3位:他人を乗せる時は感染対策意識をチェックしている(56.4%)
 4位:他人を乗せないようにしている(56.3%)
 5位:換気をこまめにおこなっている(56.2%)

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