ホンダの米国法人は、新型「シビックハッチバック」を2021年9月20日に発売しました。日本で販売される新型シビックとは、一部仕様が異なるといいますが、どんな違いがあるのでしょうか。
■1.5リッターターボ仕様より安価な2リッターNA仕様も設定
ホンダの米国法人は、2021年9月20日に新型「シビックハッチバック」を現地で販売開始したと発表しました。日本仕様と同じボディタイプとなりますが、パワーユニットの展開など一部違いがあるといいます。いったい、どんな仕様で販売されるのでしょうか。
米国において、新型シビックはセダンタイプが先行して投入されました(6月16日販売開始)。
今回米国で販売開始されたハッチバックタイプの新型シビックは、高性能バージョン「Si」「シビックタイプR」の登場も予定される米国のシビックラインナップのなかで、第二弾として投入されるモデルとなります。
搭載されるエンジンは1.5リッターターボと2リッター自然吸気の2種類を設定。最高出力と最大トルクは、1.5リッターターボが182馬力・240Nm、2リッター自然吸気が160馬力・187Nmを発揮します。
このうち、1.5リッターターボは日本で販売されるシビックに搭載されるエンジンと同等ですが、2リッター自然吸気は日本仕様にはないエンジンとなります。
トランスミッションは、どちらのエンジンにおいてもCVTと6速MTが選択できます。
また、予防安全装備の「ホンダセンシング」やリアシートリマインダー、リアシートベルトリマインダーも全車に標準装備されました。
グレード展開は、1.5リッターターボエンジン搭載車が「EX-L」(CVTのみ)と「スポーツツーリング」(CVTもしくは6速MT)、2リッター自然吸気エンジン搭載車が「LX」(CVTのみ)と「スポーツ」(CVTもしくは6速MT)がそれぞれ設定されます。
米国仕様の新型シビックハッチバックの価格設定は、1.5リッターターボ仕様が2万6600ドルから2万9400ドル(日本円換算で約296万円から約327万円)、2リッター自然吸気仕様が2万2900ドルから2万4100ドル(約255万円から約268万円)です。