米国フォードは2021年10月18日、フルサイズSUV「EXPEDITION(エクスペディション)」をベースにしたスペシャルモデル「EXPEDITION Timberline Off-Grid Concept(エクスベディション ティンバーライン オフグリッド コンセプト)」を発表しました。
■道なき道を行き旅をする「オーバーランド」に対応したモデル
米国フォードは2021年10月18日、フルサイズSUV「EXPEDITION(エクスペディション)」をベースにしたスペシャルモデル「EXPEDITION Timberline Off-Grid Concept(エクスベディション ティンバーライン オフグリッド コンセプト)」を発表しました。
これはエクスペディションに追加されたオーバーランド仕様です。
北米ではいま、オーバーランドというライフスタイルが流行しています。これは愛車にルーフテントなどを装着して、数台でロケーションのいいスポットをキャンプしながら旅して回るというもので、北米のみならず欧州ではスタンダードになっています。
ベースとなるエクスペディション2022年モデルは、クラス最高の最低地上高10.6インチを備えており、これに加えて2.5インチパフォーマンスショックアブソーバーなどのオプションが装備されることで2インチが追加されます。これによりオフロードでの走破性が向上しています。
ルーフレールに取り付けられるクロスバー付きスーリー社製テント、オーバーランドビークルシステム製のタープ、およびシャワーが設定されています。また夜間にキャンプ場を照らす50インチのリジッドライトバーがフロントガラスの上に取り付けられ、さらにグリル下に20インチのライトバーも装着可能です。
さらにトレーラーには2口のプロパンストーブとシンク、1組のドロップダウンテーブル、42ガロンの水タンク、シャワーフック付きの給湯器など、長期にわたるオーバーランドでも対応できるギアを備えています。またオプションで冷蔵庫や100Wのソーラーパネルも用意されます。
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オーバーランドというカーライフスタイルは、日本では車両乗り入れの制限が厳しいためまだ流行していませんが、“オーバーランダー”というカスタムの手法は4WDユーザーにはスタンダードになりつつあります。