米国トヨタは、2021年11月2日から5日にかけてラスベガス州でおこなわれたカスタムカーショー「SEMAショー2021」に「タコマ・オーバーランディング・コンセプト」を出展しました。
■ルーフトップテントを装備した快適キャンプ仕様
トヨタの米国部門(米国トヨタ)は、2021年11月2日から5日にかけてラスベガス州でおこなわれたカスタムカーショー「SEMAショー2021」に「タコマ・オーバーランディング・コンセプト」を出展しました。
クルマで長距離移動しながら、テントでの寝泊まりやアウトドアを楽しむ旅のスタイル「オーバーランディング」にピッタリな仕様になっているといいますが、どんな特徴があるのでしょうか。
タコマ・オーバーランディング・コンセプトは、ミドルサイズピックアップトラック「タコマ」のSR5グレードをベースにカスタムしたモデルで、4WD車などのカスタムパーツを取り扱う「クルーザー・アウトフィッターズ」のオーナー兼創設者であるカート・ウィリアムズ氏と共同で製作されました。
カスタム内容は、フロントの丸形ライトやLEDルーフラックライトバーなどライト類が追加されたほか、ウインチ、リカバリーキット、ハイリフトジャッキ、シャベル、斧などを追加し、過酷なオフロード走行にも対応。ブルバーも装備され、フロントフェイスも迫力あるデザインになっています。
荷台部分にはベッドラックが組まれるほか、冷蔵庫や冷凍庫などを搭載。さらにYAKIMAのルーフトップテントを装備します。
足まわりには、3インチ(約76mm)分リフトアップするOld Man Emu BP-51 サスペンションシステムを装備したほか、Old Man Emu製アッパーコントロールアーム(フロント)やDakar製リーフスプリング(リア)を採用。
タイヤは285/70R17サイズのグッドイヤー・ラングラー・デュラトラックタイヤを装着し、ガンメタル色のIcon Alloys Alphaホイールを装着します。
ウィリアムズ氏は、タコマ・オーバーランディング・コンセプトについて、次のようにコメントしています。
「(上級グレードの)TRD Proを誰もが購入できるわけではないので、今回はカスタマイズベースとして最適なSR5フレードをベースに選定しました。
私たちは、日常使いするクルマとしての機能を損なうことなく、週末の冒険に最適なピックアップトラックを作るために、控えめでありながら親しみやすい改造をおこなっています」