ホンダは、2021年11月11日に新型SUV「RSコンセプト」を世界初公開しました。どのような特徴があるのでしょうか。
ホンダのインドネシア法人(インドネシア・ホンダ)は、2021年11月11日に新型「SUV RS CONCEPT(以下RSコンセプト)」を世界初公開しました。
今回、お披露目された新型RSコンセプトは新規モデルとなると見られます。
エクステリアは、フロントフェイスに細めのヘッドライトやメッシュ形状のグリルを採用するほか、オフロード感を演出するスキッドプレートをバンパーに装着。
ルーフ部分にもシルバー調のルーフレールを採用するなど、タフな印象を与えています。
リアは、ホンダ「ヴェゼル(海外名HR-V)と同様に横一文字のリアコンビネーションランプを採用しているほか、バンパーにはフロントと同じくスキッドプレートを装着。
一方でドアミラーやドアノブ、ホイール、フェンダーがブラック塗装されていることや、サイドシルにレッドラインをデザインしていることから、スポーティさも兼ね備えています。
さらに、ホンダのスポーティグレードを表す「RS」が車名に付いており、現在、インドネシアのホンダでRSロゴを採用しているモデルは、「ブリオ」、「モビリオ」、「シティハッチバック」、「シビック」などです。
新型RSコンセプトについて、インドネシア法人の渡辺武弘社長は、次のように述べています。
「インドネシアでは現在、SUVセグメントが急速に拡大していること、また、そのコンセプトは、活動的で柔軟性に富んだスポーティな車両を提供することが大切です。
そうしたなかで、ホンダSUV RSコンセプトは、現在インドネシアの若者の間で話題になっているRSカーを使用して、スポーティな印象を与える新しいスポーツユーティリティービークルを開発するためのビジョンです。
私たちは、インドネシアがホンダSUV RSコンセプトを発表するための世界の中心であることを確信しています」
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インドネシア・ホンダは同市場にて、2021年9月21日に新型3列SUV「BR-V」を発表していますが、コンセプトの発表時点では「N7Xコンセプト」という名称でお披露目されていました。
こうした経緯もあり、今回の新型RSコンセプトも市販モデル発表時には別の名称で登場するかもしれません。
その場合、かねてから噂されているコンパクトSUVの「ZR-V」という名称が使われる可能性もあり得そうです。