日産とニスモは、2021年12月5日に2022年シーズンのSUPER GTシリーズ GT500クラスに参戦する「Nissan Z GT500」を富士スピードウェイで初披露しました。
■2022年シーズンからSUPER GTシリーズに「Nissan Z GT500」が参戦!
日産とニッサン・モータースポーツ・インターナショナル(NISMO)は、2022年シーズンのSUPER GTシリーズ GT500クラスに参戦する「Nissan Z GT500」を2021年12月5日に富士スピードウェイで初披露しました。
従来ではGT500仕様の「GT-R」が2008年からレースに参戦していましたが、2021年シーズンで参戦終了。
2022年シーズンから、2021年8月に世界初公開された新型「Z(日本名はフェアレディZ)」をベースにした参戦車両に変更されます。
これについて日産は、「事業構造改革『Nissan NEXT』でブランド価値の再構築に取り組んでおり、この取組を加速させるため『Nissan Z』でSUPER GTシリーズに参戦します」と説明しています。
日産は、1970年代初頭にSCCA Cプロダクション選手権において、S30型「240Z」で連続優勝を飾ったことを皮切りに、1990年代のZ32型「300ZX」でのIMSAシリーズにおける勝利。
2000年代では、Z33型でのJGTC/SUPER GTシリーズへの参戦及びシリーズチャンピオン獲得など、Zの名を確立してきたレース参戦の歴史は、日産のチャレンジ精神の表れとしています。
Nissan Zについて、日産のCOOであるアシュワニ グプタ氏は以下のようにコメントしています。
「日産DNAのチャレンジャー・スピリットを象徴するNissan Zで再びレースに挑戦し、お客さまやファンの皆さまに、ワクワクをお届けします。
1970年代のアメリカにおいて240ZでSCCAの選手権に参加した頃と同じ気持ちで、我々はレースを通じ、革新的なクルマを世に出し続けるとともに、レースでは勝利を目指して戦っていきます」
またニスモのCEOである片桐隆夫氏は、「2022年シーズンのSUPER GTに、日産DNAを象徴する新型Zの車両で熱い気持ちを持って挑戦してまいります」と話しています。