トヨタを代表するミドルサイズSUVの「RAV4」ですが、購入する際にはいくらの費用が必要になるのでしょうか。
■歴史の長い「RAV4」はSUVの先駆者?購入費用はいくら?
トヨタのミドルサイズSUV「RAV4」。ガソリン車・ハイブリッド車に加えて、プラグインハイブリッド車の「RAV4 PHV」もラインナップしています。
では、RAV4のなかでもっとも人気の「HYBRID G」を購入するにはいくら必要なのでしょうか。
1994年に初代が登場したRAV4。現在では一般的となっているSUVですが、当時はまだ、いまほど「SUV」という存在が浸透していない時代でした。
そんななかで登場したRAV4は現在のクロスオーバーSUVの先駆けともいえるモデルで、これまで4度のフルモデルチェンジがおこなわれ、2018年からは現行となる5代目が販売されています。
現行は、2021年上半期の登録車販売台数で第13位にランクインし、発売から3年以上経った現在でも人気であることがうかがえます。
では、そんな人気SUVのRAV4を購入するにはいくらの費用が必要になるのでしょうか。今回はトヨタの公式サイトのWEB見積もりを活用して、初期費用の算出をおこないます。
ベースとなるグレードはもっとも人気とされている408万5000円のHYBRID G(Four)です。
ボディカラーも1番人気かつ追加料金のかからない「アティチュードブラックマイカ」を選択します。
また「TV・オペレーター付T-Connectナビキット(16万2800円)」「ETC2.0ユニット(2万9700円)」「フロアマット(2万7500円)」の3点を追加します。
さらに、自動車税や自賠責保険料が計3万4970円、そのほかにも手続きに必要な諸費用が計6万3460円が必要です。
ここまでの金額を計算すると、RAV4の見積もり合計金額は440万3430円となります。
■一括購入なら440万円!ローンや残価設定型ローンなら?
このように、一括であれば440万円以上支払うことになるRAV4ですが、年収に置き換えるとどれほど必要になるのでしょうか。
もちろん、なかにはクルマのために貯金をしている人もいるかもしれませんが、あくまでも年収ベースで考えると、クルマの購入費用に充てられるのは年収のおよそ50%ほどでしょう。
つまりRAV4の場合では、およそ880万円の年収がボーダーラインとなり、それほどあれば一括でも余裕をもって支払いができそうです。
国税庁が公表する「民間給与実態統計調査」によると、2020年の日本人の平均年収は433万円であるため、RAV4の一括購入は容易なものとはいえないかもしれません。
では、ローンを活用した場合ではどうでしょうか。公式サイトで提示されている、実質年率6.8%・頭金なしの場合だと、36回払いでは月々13万2500円、60回払いでは8万4800円支払うことになります。
毎月、手取り月収の20%をクルマの支払いに充てられると想定すると、36回払いでは月々66万2500円、60回払いでは42万4000円以上が月収として求められます。
これは年収に置き換えると、36回払いで約810万円、60回払いで約520万円となりますが、一括払いの場合とそこまでハードルの高さは変わらないといえます。
さらに負担を軽減する方法としては、最近活用している人も多い、残価設定型ローンが挙げられます。
残価設定型ローンは、通常のローン同様に公式サイトを利用して見積もりを算出することが可能です。
公式サイトで提示されている、実質年率4.8%の頭金なしの場合では、36回払いで7万3400円、60回払いで5万9300円が月々の支払額です。
前述同様に、手取り月収の20%をクルマの支払いに充てると想定した場合、36回払いでは36万7000円、60回払いでは29万6500円以上が月収のボーダーラインとなります。
また年収としては、36回払いの人は約460万円、60回払いの人は約370万円あれば、RAV4の購入に手が届きそうです。
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街乗りでもオフロードでも頼りになる相棒といえるRAV4。仕様によってもフロントデザインが異なるなど、幅広いユーザーにマッチするSUVです。