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ついにハマーが復活! GMC「ハマーEV」生産開始 第1号車がまもなく納車

くるまのニュース 2021年12月21日 19時10分

米国ゼネラルモーターズのブランド「GMC」は2021年12月17日、2022年型「ハマーEVピックアップ」の第1号車がファクトリーゼロで生産されたと発表しました。この後、顧客への納車が開始されるといいます。

■最初に登場したのは1000馬力の最上級グレード「エディション1」

 米国ゼネラルモーターズのブランド「GMC」は2021年12月17日、2022年型「ハマーEVピックアップ」の第1号車が、GMのEV専用生産施設ファクトリーゼロで生産されたと発表しました。この後、顧客への納車が開始されるといいます。

 ハマーEVピックアップ・エディション1の量産第1号車は、2021年3月27日に米国で開催された「バレットジャクソン・スコッツデールオークション」において250万ドル(日本円で約2億7200万円)で落札されたもの。オークションの収益は、重症を負った退役軍人のためにスマートハウスを建設し住宅を提供するというTunnel to Towers財団に寄付されます。

 ハマーEVは出力違いで4モデルが用意される予定ですが、最初に登場するのが、もっともパフォーマンスの高い「エディション1」になります。

 このモデルは3モーター/4WD「e4WD」を搭載し、システム最高出力1000馬力・最大トルク1万1500lb-ft(約1万5591Nm)を発生します。航続可能距離は563kmとなっています。

 ハマーEVピックアップ・エディション1の車両価格は11万2951ドル(約1280万円)と、ハマーEVのモデルのなかでもっとも高価ですが、それでもすでに予約は完売となっています。

 インターステラーホワイトのエクステリアとルナホライズンのインテリアを持ち、だらに「クラブウォーク」と呼ばれる4輪操舵システムを搭載。これは低速時に後輪と前輪を同じ角度で操舵し、車両の斜め移動を可能にすることで、荒れた地形での操縦性をさらに向上させるものです。

 またエクストラクトモード付きのアダプティブエアサスペンションを設定。これはサスペンションの高さを約6インチ(約149mm)上げることができ、巨大なロックセクションや渡川といったオフロードでの走行をサポートします。

 さらに「ワッツ・トゥ・フリーダム4」と呼ばれるドライバーが選択可能な機能を用いることで、GMが想定する0−60mph(約0−96km/h)加速はおよそ3秒というパフォーマンスを味わうことができるといいます。

GMのEV専用生産施設ファクトリーゼロでラインオフされたGMC「ハマーEVピックアップ・エディション1」第1号車

 今後、2022年秋には3モーターながら800馬力・約1万2886Nmとなる「ハマーEV 3X」、2023年春には2モーターで625馬力・1万3Nmとなる「ハマーEV 2X」、そして2024年春には「ハマーEV 2」が発売予定となっています。

 エディション1以外のハマーEVは予約受付中で、3Xは9万9995ドル(約1135万円)、2Xは8万9995ドル(約1022万円)、2は7万9995ドル(約908万円)からとなっています。

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