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トヨタが怒涛のBEV攻勢! 走りが楽しいEVスポーツカーに期待! 急速なEV化に賛否の声も!?

くるまのニュース 2021年12月26日 16時10分

トヨタは今後のバッテリーEV(BEV)戦略を明らかにするとともに、12台のBEVコンセプトカーを発表しました。これについて、ユーザーはどのような感想を抱いたのでしょうか。

■EVのスポーツカーやセダンに興味アリ!?

 トヨタは2021年12月14日、バッテリーEV(BEV)戦略に関する説明会を開催。2030年までに30車種のBEVを投入し、乗用・商用各セグメントにおいてフルラインでバッテリーEVをグローバルで展開することを宣言しました。

 同時に、トヨタとレクサスのBEVコンセプトカーを世界初公開。トヨタから12車種、レクサスから4車種が初お披露目されました。

 これまでトヨタは、SUVタイプの新型BEV「bZ4X」を2022年に発売することを明らかにしていた一方、それ以外のモデルについてほとんど言及することはなく、今回多数のBEVを計画していたことに驚いたという声も上がっています。

 そこで、トヨタのBEVについてのアンケートを実施し、SNSユーザーの反響を調査しました。

「トヨタは今後発売予定のEV(コンセプトカー)を12台発表しましたが、どのモデルに興味がありますか?」(複数選択可)という質問では、「スポーツEV」が63.4%ともっとも多く、2位は同率でbZ4Xと「コンパクトクルーザーEV」(43.9%)、3位は「クロスオーバーEV」(41.5%)、4位は「bZ SDN」(39.0%)、5位は「bZコンパクトSUV」(36.6%)という結果になっています。

 一方、「この12台のなかでもっとも興味があるモデルを1台選択してください」という質問では、「bZ SDN」(24.4%)が一番人気で、次いで、「スポーツEV」(22.0%)、「クロスオーバーEV」および「コンパクトクルーザーEV」(9.8%)、「bZ4X」(7.3%)という順になりました。

 複数回答でもっとも人気を集めたスポーツEVは、イエローのボディカラーが目を引くクーペタイプのモデルで、大きなコの字型のヘッドライトを配置したシャープなフロントフェイスに抑揚のあるフェンダーまわり、低く構えた低重心のスタンスなど、スポーティな走りを予感させるスポーツカーです。

 このモデルについて、「やっぱりスポーツカーが1番」「EVにもFUN TO DRIVEを求めたい」「EVらしいモーター特性や重量配分などトヨタがどのようにスポーツカーを仕上げてくるか気になる」というコメントがあり、クルマのEV化が進むなかにおいても走りの楽しさを追求したスポーツカーが求められていることが分かります。

 トヨタは新たなEVシリーズとして「bZシリーズ」を展開。第1弾となるbZ4Xのほか、大小のSUVやセダンなど、さまざまな大きさやスタイルのモデルの投入を予定しています。

 今回もっとも興味があるモデルとなったbZ SDNは、ミドルサイズの4ドアセダンです。EV特有のグリルレスでクリーンなフロントフェイスに、リアがなだらかに傾斜したクーペのようなスタイルを実現しました。

 アンケートの回答者には「セダンが好きだから」という人が多くおり、「デザインが先進的でカッコいい。トヨタのbZシリーズとわかるライトや伸びやかなボディから居住性の高さを予感させる」「運動性能も高そう。空力特性に優れていて航続距離も長そう」など、スタイルや走行性能、航続距離に期待する声が見受けられました。

■クルマのEV化に賛否両論も!?

 さらに、「将来的にEVが増加することが考えられますが、それについてはどう思いますか?」という質問ではさまざまな意見が寄せられました。

●EVに賛成

 ・新しいモビリティの形として増加することは良いと考えています。
 ・ガソリン車と同じ使い勝手・価格帯であれば、不満はない。
 ・EVは減速時にエネルギーを回収できる点で、内燃機関と比べ優れていると思う。また、電気はさまざまな物から作ることができ、エネルギーの代替が存在するという強みがある。

トヨタ・レクサスのBEVラインナップ(撮影:三橋仁明/N-RAK PHOTO AGENCY)

●EVに反対

 ・クルマはエンジンの音やマフラーの音があってこそなので、EVはあまり好ましくはないと思う。
 ・遠出するとき、ガソリンだと5分で満タンになるのに(EVだと)30分以上掛かるのが不満
 ・電池の持ちと充電場所の問題を解決すべき

 また、「良いことだと思うが、すべてがEVになってほしくはないと思う」といった意見もありました。

 カーボンニュートラル社会を実現するために、走行中に二酸化炭素(CO2)を排出しないEVへの切り替えが現実のものとなっていますが、充電器の拡充や充電時間の問題、電力の確保などさまざまな課題があります。

 その一方で、前述のようにトヨタが2030年までに30種類ものEVを投入すると宣言したほか、日産と三菱はEVの軽自動車を2022年に販売することを発表しました。

 輸入車勢においても次々とEV化へと方向転換しており、EVへの期待と不安が入り混じる状況ではありますが、この流れは加速していくものと思われます。

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