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BMW「iX M60」世界初公開! 620馬力・1100Nmのオラ顔パフォーマンスEV

くるまのニュース 2022年1月6日 19時40分

独BMWは2022年1月5日、米国ラスベガスで開催中のコンシューマー・エレクトロニクス・ショー(CES)において、BMW Mブランドの電動パフォーマンスカー「iX M60」を世界初公開しました。

■0−100km/h加速は3.8秒の「俊足SAV」

 独BMWは2022年1月5日、米国ラスベガスで開催中のコンシューマー・エレクトロニクス・ショー(CES)において、BMW Mブランドの電動パフォーマンスカー「iX M60」を世界初公開しました。

 iX M60は、日本でも2021年11月に登場した次世代電気自動車「iX」に追加されたパフォーマンスモデルになります。BMW M GmbH(BMW M社)の歴史において画期的なモデルで、電動パフォーマンスカーセグメントへの参入の第一歩という位置づけとなります。

 フロントに前輪を駆動するモーター、リアに後輪を駆動するモーターを持つ2モーター式の4輪駆動モデルで、トータルの最大出力は455kW(約620馬力)、最大トルクはスポーツモード時で1015Nm、ローンチコントロールとMサスペンションを備えると1100Nmにも達します。

 これにより、0−100km/h加速はわずか3.8秒、最高速度は250km/h(リミッター作動)というパフォーマンスを発揮。一充電での航続可能距離は最大566kmです。

 iXはアルミニウム製スペースフレームをベースに、ルーフやサイド/リアセクションに炭素繊維強化プラスチック(CFRP)を備えたカーボンケージで構成され、剛性と軽量化を両立しています。重量を減らすためにCFRPを用いることはBMW M社では長い伝統があり、2003年にはBMW「M3 CSL」を発表しています。BMW M社は大規模な自動車生産においてCFRPの使用を開拓しました。

 iX M60の空気抵抗係数(Cd値)は0.26と優れており、さらに重量物である高電圧バッテリーは車体下部に配置。これにより車両の重心を下げ、バランスの取れた車軸荷重分散を実現、コーナリングダイナミクスと俊敏なハンドリングを両立しています。

 ブレーキキャリパーは青いM仕様で、フロントサイドパネルとリアにはハイグロスブラック・チタンブロンズ仕上げの新しいMロゴが輝きます。22インチのエアロホイールもオプションで用意されます。

※ ※ ※

 iX M60は、BMWグループのディンゴルフィン工場において、他のEVとともに生産されます。世界市場での発売は2022年6月から開始されます。

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