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トヨタのそっくりミニバン兄弟「ノア」と「ヴォクシー」見た目以外で何が違うのか

くるまのニュース 2022年2月4日 8時10分

トヨタのミニバン新型「ノア」「ヴォクシー」は共通項の多い兄弟車として販売されていますが、何が違うのでしょうか。見た目はもちろんですが、このほかにも比べると異なる部分があります。

■ボディカラーや内装色などにも違いが

 トヨタが2022年1月、ミニバン「ノア」「ヴォクシー」の新型を同時に発表・発売しました。

 両モデルは共通項の多い“兄弟車”ですが、何が違うのでしょうか。

 トヨタによると、ノアは「堂々・モダン・上質」と「王道・アグレッシブ」、ヴォクシーは「先鋭・独創」をキーワードとして、特長をより際立たせた個性的な3つの世界観でデザインしたといいます。

 今回は、そのようなノアとヴォクシーの主な違いを見ていきます。

 姿かたちは大まかには似ていますが、見分けることは可能です。特にフロントフェイスは大きな手掛かりになります。

 ノアのフロントバンパーは、外板色をあしらった水平基調のデザインです。S-Z・S-Gグレードはエアロバンパーによって華やかかつ強い押し出し感を演出し、ワイド&ロースタンスのリヤとで、王道のエアロスタイルらしいアグレッシブさを表現しています。

 ヴォクシーは、薄型のアッパー部と分厚くスクエアなロア部の組み合わせによりコントラストを強くし、両側部のメッシュ部とともに存在感を強調。切れ長な上部と、グリルと一体化した下部の二段構えのヘッドランプも特徴的です。

 リアランプも、ノアとヴォクシーでデザインが異なります。

 ボディカラー展開も違いがあります。ノアは7色、ヴォクシーは6色から選択が可能。そのうち共通カラーは「ホワイトパールクリスタルシャイン」「メタルストリームメタリック」「アティチュードブラックマイカ」「スパークリングブラックパールクリスタルシャイン」「グリッターブラックガラスフレーク」の5つです。

 ノアのみの設定は「レッドマイカメタリック」「スティールブロンドメタリック」の2色。ヴォクシーのみの設定は「マッシブグレー」です。

 ただしノアはグレードによって選べないカラーもあります。

 内装色は、ヴォクシーがブラック1択ですが、ノアは、ブラックのほかグレードによってダークブラウンやフロマージュが用意されています。

 そしてそのグレード展開も大きく異なります。

 ノアはS-Z、Z、S-G、G、Xの5種類ですが、ヴォクシーはS-Z、S-Gの2種類のみです。この中でS付きはエアログレードを表します。ノアはエアロ(S-Z、S-G)とそれ以外のグレードでも外見などが異なります。

 なお、実際にはグレードのほか、ハイブリッド車/ガソリン車、2WD/4WD(ハイブリッド車はE-Four)の区別もあります。

 価格(消費税込)は、ノアが267万円から389万円、ヴォクシーが309万円から396万円です。

 なお、TNGAプラットフォーム(GA-C)の採用、パワートレイン、後席の乗降性向上、任意の角度で保持できる「フリーストップバックドア」の採用、先進安全機能などは、ノア、ヴォクシーとも基本的に共通です。

 ミニバンの「王道」をうたうノアか、「先鋭」をうたうヴォクシーか。違いは機能よりはデザインですので、じっくりと見比べて選ぶことになりそうです。

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