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日本上陸間近のドイツブランド「オペル」のスタイリッシュワゴン! 新型「アストラ スポーツツアラー」世界初公開

くるまのニュース 2022年2月4日 18時40分

2022年上半期にも日本で復活するドイツのブランド「オペル」から、スタイリッシュなCセグメントワゴン「アストラ スポーツツアラー」が登場しました。いったいどんなクルマなのでしょうか。

■新型「アストラ」よりも全長268mm長い4642mm

 ステランティスのブランド、独オペルは2022年2月2日、Cセグメントツーリングワゴン「アストラ スポーツツアラー」を発表、そのデザインを初公開しました。

 アストラは、1991年に初代が登場したオペルのベストセラーモデルとなるCセグメント5ドアハッチバックです。ハッチバックの新型アストラは2021年7月3日に世界初公開されました。アストラ名としては6代目、前身の「カデット」を含めると11代目となる歴史あるモデルになります。
 
 今回発表されたアストラ スポーツツアラーはこの新型アストラをベースとしたツーリングワゴンで、スリーサイズは全長4642mm×全幅1860mm×全高1480mmと、ハッチバックモデルよりも全長が268mm長くされています。ホイールベースも2732mmと70mm延長されています。

 エクステリアは、最新のオペルのデザイン要素「オペル・ヴァイザー」を採用。これはSUVの「モッカ」「クロスランド」「グランドランド」に続くものです。ボンネットのシャープなラインとデイライトランニングランプの翼型グラフィックという縦と横の軸が、オペルエンブレムと交わります。また超薄型のインテリルクスLEDヘッドライトも特徴です。

 新型アストラ スポーツツアラーのインテリアは、デジタル化された「ピュアパネル」により、アナログの計器類はなくなっています。ユーザーはスマホのようにタッチスクリーンを使って直感的に操作することが可能です。ピュアパネルはふたつの10インチディスプレイで構成されています。またフロントガラスへの映り込みを防ぐシャッター状のレイヤーにより、ディスプレイ上のフードが不要となり、ハイテクな雰囲気と機能性を高めています。

 アストラ スポーツツアラーはまもなく欧州市場で受注が開始され、その後納車が始まります。

※ ※ ※

 アストラは、1991年に登場した初代アストラと、1998年に登場した2代目、そして2004年に登場した3代目までは日本でも販売されていたため、日本でもファンが多いモデルになります。2006年5月にオペルブランドが日本市場から撤退したため、3代目以降は日本では正規導入されませんでした。

 オペルは長い間GM傘下のドイツブランドでしたが、2017年に当時のグループPSA(現在はステランティス)のブランドになっています。

 そして2020年2月に、プジョー、シトロエン、DSブランドを日本で展開するグループPSAジャパンは、オペルの日本市場への再参入を発表しています。

 その直後に世界的な新型コロナウイルス感染拡大があり、欧州にあるオペルの工場でも生産を停止する事態に陥ったため、当初の導入スケジュールは多少ずれたようですが、それでも2022年前半には日本でオペルブランドを展開する予定だとしています。

 15年ぶりとなる日本再参入を決めたオペルですが、まず登場するのはBセグメント・コンパクトハッチバックの「コルサ」、コンパクトミニバンの「コンボライフ」、そしてCセグメントSUVの「グランドライドX」の3車種になります。

 新型アストラ、およびアストラ スポーツツアラーはこのなかに入っていませんが、以前日本で展開していたときにもアストラは人気車種だったこともあり、来年2023年には上陸するのではないでしょうか。

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