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250万円で最強のオフロード車を購入可能? 公道走行可能な「装甲車」がオークションに出品

くるまのニュース 2022年2月16日 11時10分

コレクティングカーズは、イギリスやオーストラリア、アメリカなど世界中のクルマを競売にかけるオークションサイトです。2021年9月に装甲車が出品され1万5750ポンド(約250万円)で落札されました。どのような車両なのでしょうか。

■お値段はトヨタ「ヤリスクロス」くらい? イギリスで出品された装甲車とは

 コレクティングカーズは自社が運営する同名のオークションサイトで、イギリスやオーストラリア、アメリカなど世界中のクルマを出品するオークショニアです。

 2021年9月には、イギリスの公道を走行可能な「装甲車」が出品され1万5750ポンド(約250万円)で落札されましたが、どのような車両なのでしょうか。

 今回オークションにかけられた戦車は、1980年式アルヴィス「SULTAN FV105 CVR(T)」という個人所有の車両です。

 この車両のメーカーであるアルヴィスは、その昔、イギリスにあった一般向けのクルマや軍用車両を生産していたメーカーです。

 この装甲車は、クローラーを装備した装軌装甲車です。エンジンには、ジャガー「XK」に搭載された4.2リッター6気筒ガソリンエンジンを搭載、最高出力195馬力を発揮します。

 トランスミッションは、前進7段、後退7段の足踏み式シーケンシャルシフトギアボックスが組み合わされています。

 重量は8トン、最高速度は55mph(約88km/h)です。

 今回出品されたSULTANは実際に1980年から2004年にかけて軍隊に就役していた車両です。現役を離れる前に全面的にオーバーホールされており、現在でも、当時の無線機器などすべて作動する状態になっています。

 車両内部には、運転手、車両司令官、無線通信士、監視員2人分のためのスペースがあり、3人用のベンチシートが備え付けられています。

 ボディに大きなダメージはありませんが、実際に装甲車として使用されていたので多少の傷などはあり、塗装の状態は紫外線の影響といった経年劣化で外装全体に剥がれが見られます。

 外装色はグリーンカモフラージュ、走行距離は646マイル(約1039km)で、出品地域はイギリスダラム州・ピーターリーです。

 出品者はこの車両について「博物館やミリタリーコレクターに最適な一台です。また、一般道での使用はもちろん、オフロードコースや私有地での遊びも楽しい珍しい車両です」と記載しています。

 オークションサイトでは100枚の高画質画像とともに本車両は掲載されており、出品者の熱意を感じることができます。

 このSULTANは2021年9月6日に47回の入札の末、1万5750ポンド(約250万円)で落札されました。

 なお、約250万円というと、新車のトヨタ「ヤリスクロス(HYBRID Z 1.5L・2WD)」や日産「エクストレイル(20S Vセレクション)」、ホンダ「ヴェゼル(e:HEV 2WD)」に近い金額となります。

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