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中国横断道「姫路鳥取線」が3月全通! 播磨道と中国道がつながり岡山にもメリット!? 時間短縮効果は?

くるまのニュース 2022年2月18日 13時10分

播磨道が延伸し中国道に接続。これにより中国横断道姫路鳥取線の全線が開通を迎えます。どのような効果があるのでしょうか。

■播磨道が全通

 建設が進められてきた播磨自動車道の播磨新宮ICから宍粟(しそう)JCTまでの区間(11.5km)が、2022年3月12日に開通します。

 これにより、播磨道と鳥取道を合わせた法令上の正式名称である中国横断自動車道姫路鳥取線の全線(約87km)がつながります。

 播磨道は山陽道の播磨JCTを起点とし、中国道の宍粟JCTに至る長さ24.2kmの高速道路です。播磨JCTから途中の播磨新宮ICまでの区間(12.8km)は2003年に開通しているため、今回は19年越しの延伸となります。

 なお、今回の開通区間の途中には、新設のICやSA・PAはありません。また、宍粟JCTは、中国道の山崎本線料金所の跡地に設置されます。

 通行料金(普通車、通常料金)は、山崎IC~赤穂IC間1290円、福崎IC~赤穂IC間1840円、龍野西IC~佐用IC間1290円、山陽姫路東IC~佐用IC間1930円です。

 NEXCO西日本によると、開通により兵庫県と鳥取県だけでなく、岡山県と鳥取県の南北軸も強化が期待されるといいます。

 所要時間は、姫路市から鳥取市までの場合、現在の国道179号+鳥取道ルートと比べて道のりは15kmほど長くなりますが、時間は約20分短縮され約128km・約1時間55分に。

 岡山市から鳥取市までだと、現在の岡山道+中国道+鳥取道ルートと比べて道のりは26kmほど、時間も15分ほど短縮され約173km・約2時間40分になるといいます。

 NEXCO西日本は、播磨道の全通により、播磨科学公園都市へのアクセス向上をはじめ、はしご型道路網による災害時の迂回ルート確保、観光・交流の活性化などが期待されるとしています。

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