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国道20号「大月バイパス」ついに全線開通へ! IC直結で中央道や国道139号ユーザーにも恩恵

くるまのニュース 2022年2月23日 11時10分

国道20号「大月バイパス」が2022年4月に全線開通します。当初計画よりおよそ1年遅れでの実現となりますが、どのようなルートなのでしょうか。

■台風被災の法雲寺橋も新橋に切り替えへ

 山梨県大月市内で建設が進められてきた国道20号の「大月バイパス」が、2022年4月23日に全線開通します。

 大月バイパスは、大月市街の南側を通る長さ3.2kmの道路です。幅員10.0~16.0m、2車線、設計速度60km/hで整備されます。

 国道139号より東側の駒橋交差点から都留高校南交差点までの区間1.7kmは、2007年までに順次開通していました。

 今回開通するのは、残りの、国道139号より西側の都留高校南交差点から大月インター入口交差点までの区間1.5kmです。

 この区間は当初、2020年度末を目指して工事が進められてきましたが、2019年10月に発生した「令和元年東日本台風」による被災や、巨石が多数出土したことにより開通見通しが1年ほど先送りとなっていました。

 現道は、国道139号を分ける大月橋東詰交差点を先頭に慢性的な渋滞が発生しています。道路整備を担う国土交通省関東地方整備局は、大月バイパスの全線開通によりさらなる渋滞緩和が期待されるといいます。

 バイパスの終点となる大月インター入口交差点は、国道20号(現道)と中央道の大月ICに接続しているため、高速道路へのアクセスも向上。中央道からは、大月市街中心部を通らずに猿橋方面や国道139号方面へそのまま抜けられるルートが誕生します。

※ ※ ※

 また、同じく大月市内で、2019年10月の東日本台風により被災した国道20号の法雲寺橋は、2022年4月3日に復旧が完了し、新橋に切り替わる予定です。

 この橋は、台風による豪雨で笹子川が増水し橋脚が沈む被害が発生。路面に段差ができたため通行止めとなり、現在は仮設の橋が架けられています。

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